本会(日本内経医学会)の小林健二先生が,中国中医科学院の黄龍祥教授から自著の翻訳者探しを依頼されました。
本会では,会員の(現代・古代とも)漢語読解力向上のためのプロジェクトを模索していました。今回,会員がレベルアップする手段のひとつとして,翻訳を本会として基本的に引き受けることにしました。そのため有志をつのります。
参加条件は,本会会員であること、ネットにつながるパソコン、熱意を持っていること,この三つぐらいです。漢語の学習歴は問いません。今日からはじめればよいので。
参加者には,担当分の文字データ(簡体字版および常用漢字版)とpdf.ファイルをネット経由で配信します。訳ができたら,データのとりまとめ役である小林先生に返信していただきます。それを下訳として左合昌美先生などが校正します。ある程度まとまりましたら,出版社が漢語の専門家にみてもらう,という段取りになるかと思います。
詳細については,参加希望者にあらためて連絡したいと存じます。ふるってご参加ください。
まったくの初心者の方には,ひとまず少ない分量をお願いしたいと思います。
具体的には,A4で2頁分ぐらいをお送りしますので,3週間をメドに取り組んでみて下さい。2頁では物足りない方、もっと続けたい方には,引き続きお願いしたいと存じます。
なお,メーリングリストや専用のブログページで,質問・回答の場を設けて,参加者の漢語理解と翻訳精度の向上をはかります。
現代漢語ははじめてだけど,一肌脱いでやろうという方は,小林健二先生までご連絡ください(kobayashi-touaアットマークumin.net)。/アットマーク→@
なお,金銭的な報酬はありません。
初心者の方にお願いする具体例:
・原文:
『医学綱目』附図
(中国中医研究院図書館収蔵)
正人、伏人、側人図高70厘米,人形高59厘米;臓腑図高63厘米,人形高49厘米。三折於書中。
・訳例:
『医学綱目』付図
(中国中医研究院図書館所蔵)
正人・伏人・側人図:高さ70cm,人形高さ59cm。臓腑図:高さ63cm,人形高さ49cm。書中に三つ折り。
※組織名がかわり,現在は「中国中医科学院」というのですが,気がついた方は,〔〕をつけて,〔中国中医科学院〕と訳注を入れていただけると参考になります。
参加申し込み締め切りが書いてありませんが、現在の申し込み状況はいかがでしょうか。(かいちゅう)
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