昨年末、母が急逝しました。喪中と形式張るわけではありませんが、祝賀の気持ちになれませんので、メール、はがきでの新年のご挨拶は、省かせていただきます。
ところで、『内経』を読むに当たって、死生について、健康について、良く考えておかねばならないと、最近つくづく思います。臨床体験を持って『内経』を読むのと同じように、生死をどのようにとらえるか、病気とはどのような状態なのか、健康とは何を意味するのか、ひとつひとつじっくり考えるべきではないか。どのように考えた人が、『内経』を書いたのか。文字を読む作業のむこうの、書いた人の息づかいを感じられたら、それが醍醐味なのか。
基本を勉強し直して、『内経』を読み直さねば、というのが年頭の所感であります。(日本内経医学会会長 宮川 浩也)
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