理由が説明されていないため,??と思ったのが次の3つです。
1.王 冰 ×おうひょう ☞ ○おうぎょう
2.葛 洪 ×かっこう ☞ ○かっきょう
3.抱朴子 ×ほうぼくし ☞ ○ほうはくし
『漢辞海』によると音は次のとおり。
1.【冰】 (漢)(呉)ヒョウ
2.【洪】 (漢)コウ、(呉)グ・コウ
3.【朴】 A.B.(慣)ボク、(漢)ハク,C.ホク
これからすると,3.は「慣習音ではなく漢音で読みましょう」ということでしょうか。
1.2.については,よくわかりません。
思い当たる方がいましたら,よろしくお願いします。
以下,矢数道○先生が正しいかどうかは別として,「ぎょう」「きょう」という音の由来を考えると,
返信削除・冰:“ 凝 ”的古字。《漢書‧五行志上》: “工冶鑄金鐵,金鐵冰滯,不成者眾。” 王先謙 補注引 劉敞 曰: “冰,音凝。” なお,『支那文を讀む爲の漢字典』で「冰」を引いてみて下さい。
http://www.seiwatei.net/chinakan/chinadsp.cgi?gif=036
・洪:“共”的被通假字。
ありがとうございます。
削除王冰がどういう意味で「冰」としたのかがポイントでしょうか。
「凝」の意味で命名したのであれば,「ぎょう」ですか。
『支那文を讀む爲の漢字典』にある“唐人「李陽冰」の冰を俗に凝の如く讀むは誤。”も気になりますね。
森立之『素問攷注』序-1b(頭)に引く『皇朝類苑』卷五十九に:
返信削除李陽氷深於篆隷.而名作冰.音凝.故參政王公堯臣但讀冰字曰陽凝无義.唯陽冰有不治之語.