本書の中に、23の藩立医育施設において教科書として使用されたベスト5が挙げられている。1位からならべると、『傷寒論』『内経』『金匱要略』『瘟疫論』『難経』であるという。
著者は、これらの書籍に以下のような驚くべき説明を加えている。
・内経:……本書は隋代に『素問』と『霊枢』に分かれた。
・難経:……『難経本義』は八一の難病に分けて夫々について五臓六腑虚実の関係で説いている。李朱医学の朱丹湲(ママ)は難経に基いて学説を発展させた。
著者(現役時代は、内科学・臨床遺伝学を専攻)は、どこからこのような理解を得たのだろうか。非常に興味深い。
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