2016年7月28日木曜日

黄龍祥著『経脉理論還原与重構大綱』第一篇第1章

『靈樞』經脈第十:「經脉者.所以能決死生.處百病.調虛實.不可不通.」
この「經脈」は、「診脈」の意味である。「十二經脈」の意味ではない。
なぜなら、この文章は、『素問』三部九候論篇第二十:「人有三部.部有三候.以決死生.以處百病.以調虛實而除邪疾.……此決死生之要.不可不察也」の「不可不察」が「不可不通」に改められたのにすぎない。
なお、脈診によって「死生を決する」というのは、扁鵲医学を示す「タグ」である。

1 件のコメント:

  1. 「經」を動詞とみた場合:従事,謀画の意で,「經商」、「惨憺經營」の用例が,字典には載ってます。また「經商」は,商売に従事するで,辞典に「商売をする」。「經商之道」が,商売をするやり方なら,「經脈之道」は,脈をあつかう(従事する,あるいは謀画する)やり方,ということになる。

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