『黄帝内経』「規矩權衡」の「方圓」と「昇降」の探析
李吉武 唐爱华 陈文辉 王振刚 李双蕾
(广西中医药大学第一附属医院)
摘要:「文化の自信」は、「四つの自信」の中でもより基礎的で、広範で、深厚な自信である。それは、伝統的で優秀な文化を源としており、中国医学は中華文明の宝庫を開く鍵である。聖賢先哲は「天圓地方」思想を以て天地自然を認識した。それは、地は静によって方となり、天は動によって圓となり、動静昇降に規律がある、というものであった。中国古代の天地観、道德観、倫理観、医学観等は哲学的「方圓」観念を体現している。中医哲学思想は一元二氣の「中和」の之道であり、天地陰陽を基準として、「規矩權衡」は変通の道であり、常を知って変に達する。本文は語義学、文化学、そして中医学の角度から『黄帝内経』の「規矩權衡」と「方圓」「昇降」について解説と探索を進めた。中医哲学思想の「規矩權衡」の思弁は、中医学の「天人合一」「天人相应」理論の要点であり、中医の生理病理、防治養生、治則治法を教えてくれる。
キイワード:權衡、規矩权衡、方圓、昇降、黄帝内経
『医学争鳴』 2020年06期
※「四个自信」は、道路自信、理論自信、制度自信、文化自信の四つで構成される、CCPによるスローガン。
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