2010年4月10日土曜日

点心

『季刊内経』の簡体字講座で,『封神演義』が材料に使われていますね。そういえばむかし,上海でこんな連環画を手に入れました。けっこう佳い絵でしょう。妲己に変身する直前の千年狐狸精です。


何と言っているのかは,もう分かりますよね。

2 件のコメント:

  1. 分かりません……

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  2. 失礼しました。前後が無いから、それでどうした、という肝心なことが分かりませんね。
    単純に逐語風に訳せば、
    「こんな小さなものでは、ただオヤツにあてることができるだけだ、私を妲己の姿に変え成して、皇宮の内に入り込んで幸福を享受してやろうじゃないか!」くらいでしょうか。
    つまり、殷の紂王はある諸侯の一人女である妲己が、なみはずれた美人であると聞いて、無理矢理に後宮に入れようとする。そこで、妲己の父親がいやいやながら、都へ送っていく。途中で、客館の管理人に、「妖怪が出るから他へ」と断られるけれど、おして泊まる。
    案の定、夜中に妖怪「千年狐狸精」が出てきて、妲己をペロリと。で、「こんなんじゃ腹の足しにはならない」から、妲己に変身して王宮に入り込んで、「御馳走にあずかろうじゃないか!」というわけです。
    夜が明けると、また父親が送って、都について、殷の紂王に寵愛されて、その暴虐をさらに増長させるのだけれど、その妲己はすでにもとの妲己ではなくて、千年狐狸精が化けたものでした、という話の転換点の場面です。

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