新訂 中国古典選『論語』公冶長に:
原文:子貢問曰、賜也何如、……
訓読:子貢問いて曰わく、賜や如何。……
そして解説の初めに現代語訳として:子貢問うて曰わく、賜や何如。……
さらに解説の終わりに:
なお何如を、日本の写本は、如何に作るものがある。いずれにしても、意味は同じ、あるいは之の字を中に加えて、如之何といってもおなじ。
まえがきに:
本文の訓読は、もっとも普通に行われているものとして、江戸中期の儒者、後藤芝山の点によったところが、もっとも多い。……ただし、それは、訓読の一つの標準を示すだけであり、必ずこうよまねばならぬというわけのものではない。私自身も、解説の中に引くものを、前に標出した訓読と、わざとちがえているところがある。
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