湖南科学技術出版社、2011年12月出版。定価150元。
鍼灸史の書籍としては、かつてない大部の本。A4版で872頁。厚さ7cm弱。
題名が「中国針灸学通史」でないのは、日本・朝鮮はおろか、南アメリカやアフリカの針灸学史まではいっているから。
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日本の鍼灸師の国家試験問題の出題基準には,日中とも鍼灸史は含まれていないので、現行の東洋療法学校協会の『東洋医学概論』には、最後に中国の医学書が3頁半、日本の医学書の頁が1頁、羅列してあるだけ。試験問題としては,医療概論でヒポクラテスさえ知っていれば,いいことになっている。
日本鍼灸を喧伝している方たちは、そろそろ自前で「日本鍼灸学史」を編纂して、理論武装の道具を用意してもいいころではないか。みなさんいそがしいようで、ひとりで書くのが無理なら、伝統を重視する学会が音頭を取って時代ごとに分担してするとか。
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