2014年7月31日木曜日

『刺疔捷法』王鋆序

『彭注癰疽神妙灸経 刺疔捷法』(国医大師賀普仁臨床点評本)(明清針灸秘法叢書)
(明)彭用光 (清)張鏡 北京科学技術出版社 2014年5月第1刷
http://www.frelax.com/cgilocal/getitem.cgi?db=book&ty=id&id=MQZJ550154
http://www.topbester.com/ebook/view/46889.html

063頁
「奇其術,觀其書,則按經循絡,探本尋源,信爲可傳,盍梓? 諸先生再三謝……」

「その技術をすばらしいと思い,その書物をみると,経絡にしたがって,本源を探求している。本当に伝えるべきものだと思う。どうして刊行しないのか? 諸先生はなんども断わって……」

と訳せるが,先生はひとり,小林先生,張蓉亭(張鏡)のみである。
「諸」は複数をあらわすことばではなく,「之乎」と同じ。
=⇒盍梓諸? 先生再三謝……
盍(なん)ぞ諸(これ)を梓せざる? 先生,再三謝して……

序末に「已質諸先生,當以爲然」とある。これにつられて「諸先生再三謝」としたのであろうか?
 ここの「諸」は「之於」と同じ。
 「已に諸(これ)を先生に質(ただ)せば,……」
 この「已」は「以」とおなじで,「已(もっ)て」かも知れないが。

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