明清針灸秘法叢書.2-勿听子俗解八十一难经
北京科学技術 2014年5月
http://www.frelax.com/cgilocal/getitem.cgi?db=book&ty=id&id=MQZJ550158
http://tl.zxhsd.com/kgsm/ts/big5/2014/05/19/2875299.shtml
熊宗立序:
「藏府邪變罔能閑隱、……」
「閑」は「閉」のあやまり。前文「部候虛實顯然分明」と対になっている。
「はっきり、あきらか」≒「閉隱(はっきりしない、不明瞭)」では「罔(ない)」。
「使初學蒙士或有取爲、……」
「為」は「焉」のあやまり。
【眉批】書目旁求俊彥、啟迪後人。
「目」は「曰」のあやまり。「書」とは、『尚書』(『書經』)。
http://dict.revised.moe.edu.tw/cgi-bin/newDict/dict.sh?cond=%AE%C7%A8D&pieceLen=50&fld=1&cat=&ukey=-12762605&serial=1&recNo=1&op=f&imgFont=1
http://baike.baidu.com/view/407708.htm
いずれも、字形が似ているために誤ったのだと思うが、意味は考えていないのだろうか。
序文10行ほどに3箇所も、誤字をみつけた。けっして読みにくい文字ではない。
本文はまだ見ていないが、心配になる。
なお
【眉批】があるので、以下の早稲田大学や国会図書館所蔵のものと同様のものを参考にしている。
http://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/ya09/ya09_00008/ya09_00008_0001/ya09_00008_0001_p0003.jpg
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2543541
底本には【眉批】はない。(国立公文書館内閣文庫所蔵本)
ちなみに京都大学所蔵本は、序文を欠く。
http://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit/t121/image/1/t121s0002.html
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