2020年10月30日金曜日

『類經』ノート 卷一・三、古有真人至人聖人賢人 つづき(七ウラ~)さらに

 ○天地之道,天圓地方,

『靈樞』邪客:「天圓地方,人頭圓足方以應之」。

『大戴禮記』曾子天圓:「天圓而地方者,誠有之乎」。

百度百科によれば,「天圓地方」は『尚書』虞書・堯典が出典。

https://baike.baidu.com/item/%E5%A4%A9%E5%9C%86%E5%9C%B0%E6%96%B9


○乾為天,乾者健也;坤為地,坤者順也。君子之自強不息,

『易經』乾・象傳:「天行健,君子以自強不息」。


○安時處順,

『莊子』養生主:「安時而處順,哀樂不能入也」。大宗師:「安時而處順,哀樂不能入也」。


★このように,類注を読んでいて,経文(本文)とどう繋がりがあるのかと首をかしげたくなる文が出てきた場合は,出典があるのではないかと考えて類文を検索すると,古籍で見つかる可能性が高いです。

出典がみつかれば,著者張介賓のいいたいことがより深く理解できるようになるでしょう。

いまでは,中国哲学思想の基礎的知識教養がなくても,ある程度,出典を探し出すことができる時代になりました。

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