『鍼灸医学典籍集成』7所収(船橋市西図書館所蔵)
龍谷大学図書館所蔵
https://da.library.ryukoku.ac.jp/page/160152
○はじめに
・本書は,原書(画像)をご覧いただければわかるように,総ルビ・返り点つきの漢字文で書かれている。
・そのため,まず漢字文を掲載し,次に訓点(返り点・添え仮名)にしたがった【訓み下し】を作成した。
・【注釋】には,語注や出典などを掲載した。
・出典の内容にしたがうと,【訓み下し】文に疑問を感じるところが一部あったので,その場合,若干コメントを加えた。
・巻上末にある(28)鍼灸補瀉論で言及される,虞摶(『医学正伝』)等による「鍼に瀉有って補無し」に対する反論は,著者によるものか。
・中巻以降,病症の解説は『万病回春』による。それに対する鍼灸による治療穴は,『鍼灸聚英』からの引用が大半を占める。
・誤字と思われるもの,異体字の一部は,通用の字に置き換える。
・保宝弥一郎甫 訳・校訂本 国会図書館デジタル
https://dl.ndl.go.jp/pid/1103903
を参照して目次の番号を振った。
★『鍼灸溯洄集』の概要については,岩田源太郎先生の「『鍼灸遡洄集』について」(『日本医史学雑誌』第63巻第2号,2017年)を参照してください。
http://jshm.or.jp/journal/63-2/63-2_ip77.pdf
★なお,『鍼灸初心鈔』(岡本一抱(為竹) 撰/高津敬節(松悦斎) 纂輯)は,「初心鈔」が他の文字列から右にずれていたりしていて,『鍼灸溯洄集』の「溯洄集」部分を「初心鈔」に埋木したものと思われる。
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/item/rb00003438
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/item/rb00003439 (こちらは旧蔵者が「初心鈔」を消している)
★もともと一太郎で作成し,ルビは漢字の上に振り,文字の大きさ,フォント,色などを変えたり,下線を付けて強調したりしたが,本掲載に当たっては,文字データのみとし,ルビは()内に入る形にした。ただすべてにルビを振ると煩わしいので,一般的な読みと思われるところでは省いた。
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