2018年10月21日日曜日

2018.10.21 粗読講座 (天年)担当:大八木


女性は7の倍数、男性は8の倍数:
『黄帝鍼経講』(丸山先生)にて上古天真論や菅子、孔子家語にも同様のものがあり、興味をもった。(どれを参考にしたのか結論を出すのは難しいが、今後研究をすすめていきたい)
以前、東京科学博物館にて特別展展「人体」が行われていたが、その中で「骨の成長過程において、女性は14歳、男性は16歳で骨ができあがる」というのが話題になった。
7の倍数、8の倍数というのは観察から生まれた理論なのかも知れない。

三部三里:
皇帝の顔つきなど、面相の観察も興味深い。

2018年9月18日火曜日

季刊内經 No.212 2018年秋号



季刊内経No.212を発行、発送しました。届いていない方は、事務局までご連絡ください。
過去号の索引を今回の最新号まで更新しましたので、そちらもご利用ください。

季刊内經 No.212 2018年秋号
項目題名執筆者
21202巻頭言黄帝とは誰なのか松田博公
21205論文現伝本古医書における簒(纂・■(竹かんむりに基)・基・箕)字の書き方およびそれに関連する諸問題孫基然
21248合宿発表粗読『大一生水』米谷和輝
21260合宿発表針灸治療における「経絡」か「局所」かの論を超えて田中芳二
21267連載受講の折々⑥ 森立之と阿部正弘大八木剛夫
21274末言夏に辟積して神麹斎

2018年9月1日土曜日

国学大師

http://www.guoxuedashi.com/ 国学大師が,一部ただでは見られなくなった。
金払え,と。まあ,当たり前ではある。
とはいえ,大学などに所属しない一般の物好きには,かなりつらい,です。

2018年7月15日日曜日

2018.7.15 粗読講座 (『霊枢』骨度、脈度) 担当:山田


・様々な寸法について語られていたが、当時の生活環境や体格も念頭に置きたい

・特に、足底筋の厚みは今よりもあっただろう

・「終折」がわからない

・数字の中には無理やり数を合わせたものもあるかもしれない

・九鍼十二原「必無留血.急取誅之」と脈度「盛而血者.疾誅之」は似た表現なので、流派など関連ありそう

衍文が多いように感じる
・何のための寸法なの?

2018年7月4日水曜日

季刊内經 No.211 2018年夏号 日本内経医学会設立30周年記念特集号

季刊内経No.210を発行、発送しました。届いていない方は、事務局までご連絡ください。
過去号の索引を今回の最新号まで更新しましたので、そちらもご利用ください。

季刊内經 No.211 2018年夏号 日本内経医学会設立30周年記念特集号
項目題名執筆者
21102巻頭言設立30周年に想う宮川浩也
21104報告30周年記念大会要旨編集部
21110講演発表近代日本の内経学の発展と普及宮川浩也
21116報告中国からのメッセージ 
21119写真解説在りし日の島田隆司先生宮川浩也
21133論文『素問攷注』旧題の発見嵯峨野智夏
21142連載受講の折々⑤ 30周年記念講演のメモ大八木剛夫
21150末言次は「とりあえず」四十周年へ神麹斎

2018年7月2日月曜日

黄帝内経大詞典

篠原孝市先生が、『医道の日本』に「臨床に活かす古典」を連載されている。
古典鍼灸書を学ぼうとするものにとって、必読だと思う。
74回目は「工具」。なぜ「工具書」でないのかは、わからないが。
『素問』『霊枢』の辞典としては、「『内経詞典』『黄帝内経詞典』『黄帝内経大詞典』の三書に尽きる」という。
そして、「なかでも『黄帝内経大詞典』は、音韻学に基づく、これまでにない新しい解釈が随所に見られる」という。
「新しい解釈が随所に見られる」と,正しいことを言っている。事実を述べている。
しかし,篠原先生は、この『黄帝内経大詞典』を推奨しているのだろうか。
紙数が限られた中で、このように書いているのであるから、おそらくプラスの評価をされているのであろう。
わたくしの見立てでは、『黄帝内経大詞典』は、音韻学を駆使して正しい解釈を導き出しているというより、根拠薄弱な通仮・音転を濫用して恣意的な解釈を辞典にしたてたもの、であった。同じ著者の『黄帝内経素問考証新釈』を読んで,つくづくそう感じた。
これを書いていて,だいぶ前に談話室でこの本を話題に取り上げたことを想い出した。

2018年6月17日日曜日

2018.6.17 粗読講座(『霊枢』四時気第十九) 担当:土山


・夏取盛経孫絡~絶皮膚の「絶皮膚」とは「皮膚を切る」?「皮膚にとどめる」?
 東洋学術出版社の現代語訳によると、「切皮程度の刺鍼」とあるが・・・?

・「飧泄」とは下痢全般を指すと思われるほど、他の下痢についての記載が内経にない?

・転筋の治療法で「卒刺」は「焠刺」で焼き鍼のことなのか、「卒(ことごと)く」なのか?

・「五十七刺」や「五十九刺」、具体的な取穴法が記載されているが、「一其形」とあることから、様々な診断法を合参することが重要であると説いている?


本篇は具体的な治療法について記載されており、臨床に応用が期待される篇である。

2018年5月20日日曜日

2018.5.20粗読講座(『霊枢』経脈第十、経別第十一の経脈流注部分以外)担当:米谷


・禁服篇とのつながりはよくわからない

・「気絶」は、「是動」「所生」に加わる第三の病症か、その由来は?

・経脈篇の経脈部分と絡脈部分は執筆者が違う?

・「魚」に絡脈は「散」じている。流注において「散」も診断上重要かもしれない。

・経別「粗之所過、上之所息」の「過」と「息」は、対比関係なので、「過」は「やり過ごす」、「息」は「立ち止まる」ではないか

・流注部分の陰に隠れてしまいがちだが、経脈の歴史を探るうえで重要な部分ではないか

2018年5月14日月曜日

とりあえず揣

『漢語大辞典』に拠ればですが、揣には chuaiという音で估量、忖度、放在衣服裏といった義があり、tuanという音で古くは團と同じで聚集の様子あるいは捶撃の義があります。
ところで耑を声符とすると思われる漢字には端や瑞などがあり、『説文』を見ると確かに耑声と載っている。ところが端はduan、 瑞は ruiです。どうしたことでしょう。
ちなみに耑はduan、zhuan。
耑の上部の山は小篆では右に傾き、楚系の文字では山は横向きでヨ、どのみち手の象形。下の而は頬ひげらしい。

2018年4月15日日曜日

2018.4.15 粗読講座(『霊枢』病本第二十五・病傳第四十二)担当:小宮山


・『霊枢』病本第二十五・病傳第四十二は、『素問』標本病傳論篇第六十五と共通している。丸山先生は、病の伝わり方を五行で簡素にまとめてあることに注目して、『素問』を参照して『霊枢』に抜き出したのではとしている。私はそこまで単純に考えられないのではと思う。ある程度の経書からお互いが偶然同じ文書を参照しているという可能性もあると考える。

・「病傳」は、『難経』五十三難に参照されている。『難経』五十三難には「七伝」とあり、諸注には「七回伝わる」とあるが、「病傳」には伝わり方が七系統あり、これが「七伝」の由来ではなかろうか。七伝というキーワードが出てこないことから、『素問』、『霊枢』→『難経』という参照関係ではなく、「七伝」について書かれた別の医籍が関与していたかもしれない。

・『難経』は五行論(相克)を使って簡略化しすぎているので、読む際は注意が必要。

・「膂膀胱」とあるが、ワンセットになっているのは珍しく、膂の字は甲乙経にはない。