2012年4月15日日曜日

『醫説』鍼灸 關聯史料集成 23 灸瘵疾 その2

『居家必用事類全集』壬集・勞瘵證諸方
灸法:治諸勞瘵已深難治者,以癸亥日二更盡入三更,令病人平眠,以筯於腰腰眼點兩穴,各灸七壯。本無穴,然累試已驗絕妙。

 【倭讀】
灸法:諸もろの勞瘵已に深くして治し難き者を治す。癸亥の日二更盡きて三更に入るを以て,病人をして平らに眠(ね)かしめ,筯(はし)を以て腰の腰眼に於いて兩穴を點す。各おの灸すること七壯。本(も)と穴無し。然れども累(しき)りに試みて已に驗あり、絕妙なり。

 【注釋】
○居家必用事類全集:元闕名撰。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2580237
http://ctext.org/library.pl?if=gb&file=37154&page=105
http://ctext.org/library.pl?if=gb&file=37154&page=106
を参照。
○勞瘵:病名。勞病之有傳染性者。一作癆瘵。又名傳尸勞、勞極、尸注、殗殜、鬼注。《濟生方·勞瘵》:“夫勞瘵一證,為人之大患,凡受此病者,傳變不一,積年染疰,甚至滅門。”《三因極一病證方論·勞瘵敘論》證見寒熱盜汗,夢與鬼交,遺泄白濁,發干而聳,或腹中有塊,或腦后兩邊有小結核,連復數個,或聚或散,沉沉默默,咳嗽痰涎,或咯膿血,如肺痿,肺癰狀,或復下利,羸瘦困乏。見于結核病等。
○三更:[the third watch——midnight] 第三更,约在半夜十二时左右。指半夜十一时至翌晨一时。指三更更鼓。
○眠:倒卧。
○筯:同“箸”。

 『類經圖翼』卷十經絡〔八〕 奇兪類集 腰眼
 其法令病人平眠,以筆於兩腰眼宛宛中點二穴,各灸七壯。此穴諸書所無,而居家必用載之,云其累試累驗。
 主治諸勞瘵已深之難治者,於癸亥日二更盡,入三更時,令病人平眠取穴,灸三壯。
 一傳治傳尸癆瘵,以致滅門絕戶者有之。此證因寒熱煎作,血凝氣滯,有化而為蟲者,内食臟腑,毎致傳人,百方難治,惟灸可攻。其法於癸亥日二更後,將交夜半,乃六神皆聚之時,勿使人知,令病者解去下衣,舉手向上,略轉後些,則腰間兩旁自有微陷可見,是名鬼眼穴,即俗人所謂腰眼也。正身直立,用墨點記,然後上床合面而臥,用小艾炷灸七壯,或九壯、十一壯尤好。其蟲必於吐瀉中而出,燒毀遠棄之,可免傳染。此比四花等穴,尤易且效。
 千金翼云︰治腰痛灸腰目窌 ,在尻上約左右。
 又云︰在腎兪下三寸,夾脊兩旁各一寸半,以指按陷中,主治消渴。此二說者,似皆指此穴。

 【倭讀】
 其の法、病人をして平眠せしめ、筆を以て兩の腰眼宛宛たる中に於いて二穴を點し、各おの灸すること七壯。此の穴、諸書に無き所、而して『居家必用』、之を載す。其れ累(しき)りに試みて累りに驗あり、と云う。
 諸もろの勞瘵已に之を深くして治し難き者を主治す。癸亥の日二更盡きて、三更に入る時に於いて、病人をして平眠せしめて穴を取る。灸すること三壯。
 一傳に、傳尸·癆瘵、以て門を滅し戶を絕つを致す者之れ有るを治す。此の證、寒熱煎作し、血凝氣滯するに因りて、化して蟲と為(な)る者有り。内に臟腑を食らい、毎(つね)に人に傳うることを致す。百方治し難く、惟だ灸のみ攻(おさ)む可し。其の法、癸亥の日二更の後、將に夜半に交わらんとするに於いて、乃ち六神皆な聚まるの時、人をして知らしむる勿く、病者をして下衣を解き去り、手を舉げ上に向かわしめ、略(や)後に轉ずること些(いささ)かなれば、則ち腰間兩旁、自ら微陷の見る可き有り。是れを鬼眼穴と名づく。即ち俗人謂う所の腰眼なり。身を正して直立し、墨を用いて點記す。然る後に床に上り面を合せて臥す。小艾炷を用いて灸すること七壯、或いは九壯、十一壯尤も好し。其の蟲必ず吐瀉の中に出づ。燒毀して遠く之を棄つれば、傳染を免かる可し。此れ四花等の穴に比ぶれば,尤も易くして且つ效あり。
 千金翼云う︰腰痛を治す。腰目窌を灸す。尻の上約の左右に在り。
 又た云う︰腎兪の下三寸、脊を夾んで兩旁各一寸半に在り。指を以て陷(くぼ)かなる中を按ず。消渴を主治す。此の二說なる者は、皆な此の穴を指すに似たり。

 【注釋】
○宛宛:へこんださま。
○點:指定。使液體滴下。用笔加点。多用以描绘物象,审识章句 [put a dot]
○主治:專門療治。指药物的主要疗效。
○傳尸:①病名。能互相傳染的消耗性疾患。一名轉注。《外臺秘要》:“大都男女傳尸之候,心胸滿悶,背髆煩疼,兩目精明,四肢無力,雖知欲臥,睡常不著,脊膂急痛,膝脛酸疼,多臥少起,狀如佯病,每至旦起,即精神尚好,欲似無病,從日午以后,即四體微熱,而好顏色,喜見人過,常懷忿怒,才不稱意,即欲嗔恚,行立腳弱,夜臥盜汗,夢與鬼交通,或見先亡,或多驚悸,有時氣急,有時咳嗽,雖思想飲食而不能多食,死在須臾,而精神尚好,或兩脅虛脹,或時微利,鼻干口燥,常多粘唾,有時唇赤,有時欲睡,漸就沉羸,猶如水涸,不覺其死矣。”病變早晚期不同,有痎瘧、遁注、骨蒸、伏連、殗殜之稱。參見有關各條。本病相似于結核病。
○滅門絕戶:全家被害,從此不再有這戶人家。/滅門:全家人被殺死。/絕戶:斷子絕孫。沒有後代的人。
○寒熱:中醫指人身有病時,時冷時熱的症狀。中医指怕冷发热的症状。今泛称发烧。
○煎:熬煮[decoct]。
○血凝氣滯:/血氣:血液和气息。指人和动物体内维持生命活动的两种要素。/氣滯:指臟腑、經絡之氣阻滯不暢。/凝滯:停滯不動。
○致:まねく。いたる。[incur;result in;cause]
○百方:萬端,指各種方法。用多种方法。
○攻:治療。治理、整治。
○些:少量、一點。
○腰間:腰のあたり。/間:處所、地方。
○鬼眼穴:經外穴別名。即腳眼。見《醫學入門》。參見腰眼條。
○腰眼:經外穴名。見《肘后備急方》。別名鬼眼。在腰部,當第4腰椎棘突下,旁開約3.5寸凹陷中。主治勞瘵,腰痛等。
○合面:合仆,面朝下。うつぶせ。
○艾炷:艾絨制成的圓錐形艾團,供灸治用。其大小根據需要而定,小的如米粒,多用于直接灸;大的如蠶豆,多用于間接灸。制作時務求緊實。
○燒毀:焚燒毀滅。
○免:避開、脫逃。
○傳染:疾病由一個體侵入另一個體。可分為直接接觸的直接傳染,以及需靠媒介傳播病菌的間接傳染。
○四花:『針灸奇穴辞典』:『針灸孔穴及其療法便覧』:「四花は奇穴。紐を患者の首に一重にまわし、後は大椎のところ、前は喉仏のところで揃えて、両端を胸に垂らし、鳩尾のところで切断する。次にその紐を首のところで一重に巻いて背中にまわす。そと時紐が大椎のところと喉仏のところを通過するようにし、紐の長さを左右揃えて両端を背部に垂らし、紐の両端にあたる脊柱上に印をつける。別の紐で片方の口角から鼻中隔を通ってもう一方の口角までの長さを量って切断し、この紐の中点を前述の印のところに置いて左右に伸ばした両端に取穴する。これが四花穴である。/以下、省略」『鍼灸聚英』卷二·四花穴法:「崔知悌云、灸骨蒸勞熱、灸四花穴、以稻稈心量口縫如何闊、斷其多少、以如此長、裁紙四卻環在結喉下垂向背後、看稻稈止處、即以前小孔紙當中安、分為四花灸紙角也、可灸七壯初疑四花穴、古人恐人不識點穴、故立此捷法、當必有合於五臟俞也、今根據此法點穴。/果合旺、故取此以補之、膽者肝之府、藏血、故亦取是俞也、崔氏止言四花、而不言鬲俞、膽俞四穴者、為粗工告也、今只根據揣摸脊骨鬲俞、膽俞為正、然人口有大小、闊狹不同、故四花亦不準、」
○千金翼云︰『千金翼方』卷二十七·治腰疼法:「灸腰目窌、在尻上約左右是」。
○窌:地窖 [cellar]。『周禮』冬官考工記˙匠人:「囷窌倉城,逆牆六分。」注:「穿地曰窌。」濱添圀弘『鍼灸医学』奇穴編:「窌(りょう)は凹みで腰が目のように凹んでいる穴の意である。関元兪穴の外方辺りに当たる。」
○約:纏束、束縛。くびれたところ、か。
○又云︰『千金要方』卷二十一·消渴第一:「又灸腰目在腎輸下三寸,亦俠脊骨兩傍各一寸半左。」
○腎兪:出《靈樞·背腧》。屬足太陽膀胱經。腎之背俞穴。在腰部當第2腰椎棘突下,旁開1.5寸。布有第一腰神經后支的外側皮支及外側支,第二腰動、靜脈后支。
○按:用手向下壓。『說文解字』按字˙段玉裁˙注:「以手抑之使下也。」
○陷:沒入、沉入。凹進[fall into]。陷溺,淹没 [submerge]
○消渴:中醫上指口渴飲水多而小便多。即今之糖尿病。/中醫學病名。口渴,善饑,尿多,消瘦。包括糖尿病、尿崩癥等。《素問·奇病論》:“肥者令人內熱,甘者令人中滿,故其氣上溢,轉為消渴。”《史記·司馬相如列傳》:“ 相如 口吃而善著書,常有消渴疾。

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