2012年4月5日木曜日

『醫説』鍼灸 關聯史料集成 20 艾謂之一壯

醫用艾一灼、謂之一壯、以壯人爲法也、其言若干壯、壯人當依此數、老幼羸弱量力減之。(類苑)

【倭讀】
醫 艾を用いること一灼、之れを一壯と謂う。壯人を以て法と爲すなり。其の言若干壯。壯人 當に此の數に依るべし。老幼羸弱は、力を量りて之れを減ず。
(『類苑』)

【注釋】
○艾‥艾草。菊科艾屬、多年生草本。莖質硬。葉具香氣、互生、呈長卵形、葉背密生白毛。秋天開淡黃或淡褐色花。葉揉成艾絨、可作印泥、亦可灸病。或稱為「白艾」、「冰臺」。
○壯‥強盛、強健。灸法術語 [one moxacone]。指艾炷灸中的計數單位。每灸一個艾炷、稱為一壯。指艾炷。如大壯灸、即指用較大的艾炷施灸,小壯灸即指用較小的艾炷施灸。
○灼‥炙、燒。
○法‥範式、原則。
○若干‥大約計算之詞。即多少、幾許的意思。
○老幼‥老人和小孩。
○羸弱‥[thin and weak;frail] 瘦弱。
○量‥商酌、考慮。如‥「考量」。
○減‥從整體中去掉一部分。
○類苑‥『事實類苑』。宋の江少虞撰。類書。 四庫全書本『事實類苑』卷五十一によれば、宋の沈括(一〇三一~一〇九五)『夢溪筆談』からの引用とある。『夢溪筆談』卷十八技藝。宋の陸佃(一〇四二~一一〇二)『埤雅』卷十七・艾:「醫用艾灸一灼,謂之一壯者,以壯人為法,其言若干壯,謂壯人。當依此數,老㓜羸弱量力减之」。

2 件のコメント:

  1. 「壯」を、「灸のもぐさひと盛りを数えることば」として使うことの初出は、どの資料なんでしょうか。『素問』『霊枢』には有るようですが、それ以前、例えば馬王堆出土の医書には見つかりません。

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  2. 淳于意の診籍にも,何カ所にすえたとかいうのは有っても,何壮すえたというのは無いような。

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