2012年5月23日水曜日

『醫説』鍼灸26 灸牙疼法

隨左右所患、肩尖微近後骨縫中、小舉臂取之、當骨解陷中、灸五壯。予自〔目〕觀〔覩〕灸數人皆愈矣。灸畢、項大痛、良久乃定、永不發。予親病齒痛、百方治之、皆不驗、用此法遂差。(同上)

左右患う所に隨いて、肩尖の微(わず)かに後ろに近き骨縫中、小(すこ)しく臂を舉げて之れを取る。骨解の陷中に當たる。灸すること五壯。予〔自ら〕數人に灸して皆な愈ゆるを目覩す。灸畢りて項 大いに痛み、良(やや)久しくして乃ち定まれば、永く發せず。予が親 齒痛を病み、百方もて之れを治するも、皆な驗あらず。此の法を用いて、遂に差ゆ。(同上)

○牙疼:牙齒因病變而引起的疼痛。
○隨:沿著﹑順著。
○患:憂慮﹑擔心。
○肩尖:端。
○縫:以針線綴補。空隙。
○臂:人體解剖學上指從肩胛到腕骨的部分。
○當:值、正值。
○骨解:骨節脫位。指骨縫。《靈樞·九針》:“八風傷人,內舍于骨解腰脊腠理之間為深痹也。”
○陷中:筋骨間的凹陷處。
○予自〔目〕觀〔覩〕灸數人皆愈矣:『鍼灸資生経』卷六の引用文は「予親灸數人」につくり、『普済方』卷四百十九は「王氏云予親灸數人」につくる。下文「親」字によるあやまりか。
○良久:很久。
○定:使平靜、使穩固。サダム。おさまる。やむ。
○永:恆久、久遠。
○發:開始、啟動。興起。
○親:父母。亦單指父親或母親。
○百方:萬端,指各種方法。
○驗:結果與所預言相合。
○遂:終究、竟然。

 明 江瓘(1503—1565)『名醫類案』卷七 牙「張季明治一人患牙疼、為灸肩尖(原注:肩尖即肩髃乃大腸穴。)微近骨後縫中、小舉臂取之、當骨解陷中、灸五壯即差。嘗灸數人皆愈。隨左右所患、無不立驗。灸畢、項大痛、良久乃定永、不發。季明曰:予親病齒痛、百方治之不效、用此法治之遂差(良方)」。

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