2012年5月15日火曜日

『醫説』鍼灸 關聯史料集成 23 灸瘵疾 その3

『素問入式運氣論奥』納音之圖にたいする岡本一抱の諺解(『運氣論諺解』)

○按ズルニ人ノ腰ノ腰眼穴ヲ灸スル者ハ、十月癸亥ノ日ニ灸シテ宜シトス。此ハ日ニ此(コレ)ニ灸スル者ヲ癸亥ノ灸ト云モ亦タ納音ノ法ニ從(ヨリ)テ也。癸〔水〕亥〔水〕ハ、干支皆ナ水也。納音ニ於テ癸亥ハ水音ヲ納ル也、然ル則(トキ)ハ癸亥ハ干支音、三ツナガラ水タリ。腰眼ノ穴ハ、眞水補益ノ灸處也。故ニ十月水生ズルノ時ニ、干支音皆ナ水ニ屬スル癸亥ノ日ヲ以テ灸スル者也。○納音ノ用ハ、大概コレ等ニ取(トル)コトアルノミ。其ノ他ハ何レノ用カ有ヤ、未ダ之ヲ知ラザル者也。
★癸は、みずのと。亥も水。納音の計算によれば、49(大衍の数である50-1)-{壬(6)+戌(5)+癸(5)+亥(4)}=29。29-5の倍数(5×5=25)=4。4は金。金生水。よって癸亥の音は「水」。

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