2017年10月3日火曜日

仮名読十四経治方 〔翻字〕51 

廿八 禁灸穴の歌
○禁灸は、四十五ところ、あるぞかし。承光・瘂門、風府なりけり。
下二十九ウラ
○其(その)つぎは、天柱・素窌、臨泣に、睛明・攢竹、迎香のかず。
○第三は、禾窌・顴窌、紫竹空、頭維と下関と、背中(はいちゅう)の穴。
○乳(ち)の中(なか)と、又(また)人迎と、天牖(てんよう)と、肩貞・心兪、白環をいむ。
○鳩尾(はとのお)と、魚際(うおのあいだ)と、淵液に、少商・天府、腹哀はせず。
○隠白に、漏谷・条口、陰陵泉、灸を忌(いむ)べし、陽池・陽関。
○殷門に、委中の穴は、猶(なお)さらに、陰市・申脈、承扶(じょうふ)いましめ。
〔『鍼灸大全』『鍼灸聚英』禁灸穴歌「禁灸之穴四十五,承光瘂門及風府,天柱素窌臨泣上,睛明攢竹迎香數,禾(『聚英』作「和」)髎顴窌絲竹空,頭維下關與脊中,肩貞心兪白環兪,天牖人迎共乳中,周榮淵液并鳩尾,腹哀少商魚際位,經渠天府及中衝,陽關陽池地五會,隱白漏谷陰陵泉(『大全』有「條口・犢鼻・竅陰市」),伏兔髀關委中穴,殷門申脉承扶忌。」〕『鍼灸聚英』は「條口犢鼻竅陰市」を脱す。『鍼灸大全』の誤字は、『鍼灸聚英』に従った。

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