ARC板木ポータルデータベース
https://www.dh-jac.net/db/hangi/
板木の画像は,見やすい「鏡面」になっていて,「正像画像」も見ることができる。
たとえば「鍼灸」で検索すると,「鍼灸重宝記綱目」, 「鍼灸仮名読十四経治方」が見つかる。
その本と対応する,実際に刷られた画像も一部,リンクされている。
「鍼灸重宝記綱目」は,すぐ実物に飛べるが,
「鍼灸仮名読十四経治方」は,他機関検索を使って,検索しなければならない。
「鍼灸仮名読十四経治方」は,国会図書館デジタルで画像を見ることができる。
https://dl.ndl.go.jp/search/searchResult?featureCode=all&searchWord=%E9%8D%BC%E7%81%B8%E4%BB%AE%E5%90%8D%E8%AA%AD%E5%8D%81%E5%9B%9B&fulltext=1&viewRestricted=0
本書は,かつて https://daikei.blogspot.com/2017/07/
で翻字したことがある。
キーワードを「灸」のみにすると,
「改正/図解灸法口訣指南 (かいせい/ずかいきゅうほうくけつしなん)」がヒットする。
板木は,版画の印象からか,漠然と1枚の板の裏表に2面ずつ彫られていたのだろうと想像してしまうが,実際はそうとは限らない。
『灸法口訣指南』の版木を見ると,1枚板に6丁(裏表3丁ずつ)が彫られていたことが確認できる(専門用語では「六丁張り」という)。当たり前だが,版本からは,こんなことは想像できない。
今風にかぞえれば,1枚板に12ページが彫られているのである。
また,「鍼灸」では検索できなかった,「針灸」という版木が見つかった。
書名が特定できないので,版心(柱)にある「針灸」を資料名として取ったのだろう。
板木番号: F0310 板木Group番号: F0310。(丁付 三十七・四十、三十九・三十八)
画像を見ると,
https://www.dh-jac.net/db/hangi/results-big5-hangi.php?f1a=F0310&-max=1
正面と背面の腧穴図(37丁)など。
板木番号: F追加0001 板木Group番号: F0037 (丁付 三十三・三十四、三十六・三十五)
https://www.dh-jac.net/db/hangi/results-big5-hangi.php?f1a=Ftuika0001&-max=1
これは,摂生堂人(おそらく岡本一抱)撰『広益鍼灸抜萃』(元禄乙亥)である。
オリエント出版社『臨床鍼灸古典全書』67所収。
(連絡先が見つかったので,メールを出しておいた。)
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