2021年11月25日木曜日

むかしの本屋(出版業者)の呼称

 長友千代治『江戸庶民の読書と学び』(2017年,勉誠出版)39頁~

 江戸初期の出版物から。

・書堂:『難経本義』,元和9年(書堂/洛下六条坊門/道以板開板之)

・書舎:『黄帝内経霊枢註証発微』,寛永5年(書舎道伴梓行)。

    道伴=中野道伴(中野市右衛門)。

・書肆:『黄帝内経霊枢註証発微』,寛永5年(二条通松屋町/書肆 武村市兵衛板行)

・書林:『医方考・脈語』寛永6年(書林 猪子梅寿新刊)


 同じ本屋のものであっても,上記のように名乗らない本もある。


 なお,長友千代治先生の『(近世上方)作家・書肆研究』(1994年,東京堂出版)には,「近松弟岡本為竹」が収められている。


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