2016年9月14日水曜日

 第11章 確実に証明することと偽りを立証すること――目標と道筋の選択

270頁に引用される『アナトミー・トレイン』(第3版)に対応する箇所の日本語版の訳:
 この関連を自分で触診するには、両手掌を頭の両端、両母指を頭蓋後部の真下に置く。後頭骨隆起下の深部組織が実際に感じられるように、浅層筋を通り越すように母指をそっと動かす。目を閉じ、眼球を左右に動かすが、両手は原則として耳にかぶさるようにし、頭が動かないようにする。母指の下で筋の緊張が小さく変化したのが感じられるであろうか?頭は動いていなくても、大昔からある主要な筋は眼球運動に反応している。目を上下に動かすと、後頭骨稜下の筋系で異なる筋が同じように連動するのが感じられる。これらの筋を動かさずに目を動かそうとしても、およそ不可能である。眼球と後頭下筋とのつながりは椎骨が発生したときからあり、このつながりは極めて不可欠であり、眼球運動によって後頭下筋の緊張が変化する。この深部神経の「プログラミング」を変化させることは困難であるが、視覚障害や読字障害、頸部の特定の問題では変化が可能な場合もある。残りの棘筋はこれらの後頭下筋の言うことを「聞いており」、後頭下筋のリードに従って機能する傾向がある。(97頁)

・『重構大綱』の引用文にある、「它们是一种原始的连接(几乎经历我们整个脊椎发展的历史)……」は、日本語版では「眼球と後頭下筋とのつながりは椎骨が発生したときからあり」と訳されている。

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