2011年2月14日月曜日

27-5 意斉流針秘伝

27-5 意斉流針秘伝
          東京国立博物館所蔵『意斉流針秘伝』(二六五〇)
          オリエント出版社『臨床鍼灸古典全書』27巻所収
 「斉」字は、題箋によるのであろう。「齋」と「齊」の草書体が混在する。一部の文字の判読に疑念あり。

意齋流印可状
意齋流之針貴殿連之御執心不淺依
在鍛錬藝右家傳秘法毛頭不淺置令
傳受畢然其補瀉迎隨太極之中此三
ケ之大事御中之故無意之儀(ギ)免与之
處以來執心之仁於有之堅無相極
神文可在御相傳也然免状之儀ニ依
爲家之法度右之三ケ之大事不中
則鍛經數年後御免在間敷者也仍印
可状如件
慶安四年〔卯〕九月吉日
           村上休弥
             重高
           雪礀居士
             宗好

  【訓み下し】
意齋流印可状
意齋流の針、貴殿之に連なり御執心淺からず、依って
藝を鍛錬するに在って、右の家傳の秘法、毛頭置くこと淺からず、
傳受せしめ畢わんぬ、然れば其の補瀉・迎隨・太極の中、此の三
ケの大事、御中の故無き意の儀(ギ)免じて之を与うる
處、以來執心の仁、之れ有るに於いては堅く相極め無く
神文在る可く御相傳するなり。然れば免状の儀に依り、
家の法度と爲す右の三ケの大事、中らずんば
則ち鍛えて數年を經て後も御免在る間敷(まじき)者なり、仍って印
可状、件(くだん)の如し
慶安四年〔卯〕九月吉日
           村上休弥
             重高
           雪礀居士
             宗好

1 件のコメント:

  1. こういう漢文まがいの日本語って,読みにくいですよね。
    まあ言いたいことは,おぼろげにはわかる,けど。
    で,ひょっとして,毛頭不の下の淺は,実は殘なんてことはありませんか。
    「右の家傳の秘法、毛頭殘し置かず、傳受せしめ畢わんぬ。」

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