2017年9月5日火曜日

仮名読十四経治方 〔翻字〕27

四 腸癰門
腸癰は、小腹より腰に連(つらなり)て痛み、或(あるい)は一脚(ひとあし)を蹇(ヒキ/ちんば)、身(み)熱すること火(ひ)のごとく、小便数(さく)にして、欠(あくび)し、昼は微(すこ)し歇(やめ)ども、夜(よ)劇(はげし)きは、三十余日(よにち)の後(のち)に膿(うみ)をなす。未(いまだ)膿(うま)ざるの前(まえ)、預(あらかじ)め騎竹馬の穴に各々灸七(なな)壮(ひ)。神効あり。已に膿(うみ)て後(のち)は、肘の尖(とがり)に百壮。膿汁(のうじゅう)注ぎ下(くた)ること一二鉢(はち)。神効あり。

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