2017年9月17日日曜日

仮名読十四経治方 〔翻字〕39

十六 鼻病門
凡(およそ)水出(いづ)るを鼽(きゅう)といひ、血出(いづ)るを衂(ちく)といふ。倶に風府・迎香・上
下十二ウラ
星(じょうしょう)に十四壮灸す。太冲(たいしょう)・絶骨・合谷・大陵・尺沢・神門等(とう)を治(ぢ)すべし。
〔『鍼灸經驗方』鼻部・鼽衂:「水出曰鼽。血出曰衂。○風府・迎香・上星、二七壯。太冲・絕骨・合谷・大陵・尺澤・神門」。〕
○衂(ちく)血(けつ)止(やま)ずして、瘖(お)して言(もの)語(いう)こと能はざるには、肺兪・合谷・間使・大谿・霊道・風府・太冲(たいしょう)等治(ぢ)すべし。
〔『鍼灸經驗方』鼻部・衂血不止、瘖不能言:「肺兪・合谷・間使・大谿・靈道・風府・太冲」。〕
○鼻塞(ふさが)るには、臨泣・合谷に灸すべし。
〔『鍼灸經驗方』鼻部・鼻塞:「百會・上星・顖會・臨泣・合谷・厲兌、幷皆灸之」。〕
○鼻の中(なか)に瘜(に)肉(く)を生じて、涕(はな)出(いづる)には、上星(じょうしょう)に百壮。迎香・神門・合谷・肺兪(はいのゆ)・尺沢・顖会、皆灸すべし。
〔『鍼灸經驗方』鼻部・鼻中瘜肉:「上星百壯、迎香・合谷・神門・肺兪・心兪・尺澤・顖會」。〕

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