2017年9月11日月曜日

仮名読十四経治方 〔翻字〕33

十 蟠蛇(はんだ)癧
瘰癧の別名(へづみょう)なり。頂(うなじ)を繞(めぐり)て核(ガイ/ぐりぐり)を起(おこ)すを蟠蛇癧と名附(なづく)。
〔・「へづみょう」は「べつみょう」、「頂」は「項」、「ガイ」は「カク」とすべきであろう。〕
○天井・風池・肘の尖(とがり)に百壮。下(しも)三里・百労・神門・中渚(ちゅうちょ)・外関(げかん)・大椎(たいすい)、皆倶に灸して、神効あり。
〔『鍼灸經驗方』別穴・百勞二穴:「在大椎向髮際二寸點記、將其二寸、中摺墨記橫布於先點上、左右兩端盡處、是。治瘰癧兪【「大椎ヨリ髮際ニ向ヒ二寸ニ點シ記シテ、其ノ二寸ヲ將(もつ)テ、中ヨリ摺(おつ)テ墨ニテ記シ橫ニ先ニ點シタル上ニ布(し)キ、左右兩端盡クル處ニ在リ、是ナリ。瘰癧ヲ治ス】」。/在項部,當大椎直上2寸,後正中線傍開1寸。/摺:折疊。曲折。〕
〔『鍼灸經驗方』蟠蛇癧:「瘰癧繞項起核、名蟠蛇癧。天井・風池・肘尖百壯。換治下三里・百勞・神門・中渚・外關・大椎灸」。〕

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