013 倉廩充盈閭里弘罙(侵韻・平) 10 四ウラ
★ここだけ押韻せず。単独。 https://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100253551/viewer/10
倉廩充盈、閭里弘罙。
(太素經曰、脾胃者、倉廩之官也、藏五味出矣、注曰、脾為藏、胃為府、府貯五穀、脾藏五味、即為一官、隂陽共成五味、資彼五藏、以奉生身也、 又曰、胃者大倉也、胃之五竅者、閭里門戸也、)
【訓み下し】
倉廩充盈、閭里弘罙。(倉廩は充ち盈(あま)り、閭里は弘く罙(ふか)し。)
『太素經』に曰わく、「脾胃は、倉廩の官なり。五味を藏して出だす」と。注に曰わく、「脾は藏為(た)り、胃は府為(た)り。府は五穀を貯えて、脾は五味を藏し、即ち一官を為す。陰陽共に五味を成し、彼の五藏を資(たす)けて、以て生身に奉(あた)うるなり」。
又た曰わく、「胃は大倉なり。胃の五竅は、閭里の門戸なり」。
【注釋】
○罙:「𥥍」におなじ。《説文•穴部》:「𥥍,深也」。
○太素經曰:出所未詳。『素問』靈蘭秘典論(08):「脾胃者,倉廩之官,五味出焉」。 ○倉廩:貯藏米穀的倉庫。 ○官:在政府機關擔任公職的人。職位、官職。 ○奉:進獻。送,給予,賜予 [give;grant]。 ○生身:身體。肉體。
○又曰:『黄帝内經太素』卷二十九・脹論:「胃者,大倉也之。咽喉小腸者,傳道也。胃之五竅者,閭里門戸也」。楊上善注:「咽・胃・大腸・小腸・膀胱等竅,皆属於胃,故是藏府閭里門戸也」。 ○大倉:設在京城的國家糧庫。大きい倉。 ○竅:孔穴。/「五竅」:楊上善注によれば、咽・胃・大腸・小腸・膀胱のアナで出入り口。 ○閭里:郷里,泛指民間。里巷;平民聚居之處。 ○門戸:門。門扇。房屋墻院的出入處。
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