2025年6月18日水曜日

『歷代名醫蒙求』029-2

    名醫録江夏賈祐丗之名醫也慶曆中撰

    傷寒纂要三卷行丗又撰人神論一卷𧧂 

    脉須知三卷乃前賢未著之妙者矣

    

  【訓み下し】029-2

    『名醫錄』:江夏の賈祐,世の名醫なり。慶曆中に『傷寒纂要』三卷を撰し,世に行なわる。又た『人神論』一卷,『診脉須知』三卷を撰す。乃ち前賢の未だ著わさざるの妙なる者なり。

    

【注釋】

 ○名醫録:008を参照。 ○江夏:漢置。在今湖北雲夢縣東南。〔元和志〕雲夢縣東南溳水之北有江夏故城。周數里。南近夏水。餘址寬大。前漢江夏郡所理也。⦿後漢置。在今湖北黄岡縣西北。⦿三國呉置。在今湖北漢陽縣之魯山。⦿三國魏置。在今湖北黄陂縣。⦿晉置。今湖北安陸縣治。⦿南朝宋置。南齊因之。在今湖北武昌縣西南黄鵠山上。⦿後魏置。詳江夏縣條。⦿隋置。元廢。今湖北武昌縣。 ○賈祐:未詳。 ○丗:「世」の異体字。 ○慶曆:宋朝仁宗的年號(1041~1048)。 ○傷寒纂要三卷:未詳。 ○行丗:流行於世;問世。 ○撰:著述 [write]。編纂 [compile]。 ○人神論一卷:未詳。 ○𧧂::「診」の異体字。 ○脉須知三卷:未詳。 ○前賢:前代的賢人或名人。 ○妙:美好。神奇、奇巧。精微深奧的事理。 

     ○『鍼灸資生經』第三・傷寒嘔噦(諸噦)・唾:名醫賈祐錄云:「積主臟病。聚主腑病。積者,是飲食包結不消。聚者,是伏痰結而不化。痰伏在上鬲。主頭目眩痛。多自涎唾。或致潮熱。用平胃散烏金散治之。」其論有理。故載之。

     ○宋・韓祗和『傷寒微旨論』後序:愚閒覽賈祐輩治傷寒病之說,未嘗不廢卷而嘆焉。

    

識典古籍*******************************************************

《名醫錄》:江夏賈祐,世之名醫也。慶曆中,撰《傷寒纂要》三卷行世,又撰《人神論》一卷、《診脉須知》三卷,乃前賢未著之妙者矣。

    【AI譯文】

《名医录》记载:江夏的贾祐,是世间的名医。庆历年间,他撰写了《伤寒纂要》三卷流传于世,又撰写了《人神论》一卷、《诊脉须知》三卷,这些都是前辈贤人未曾写过的精妙内容啊。

    【AI 1】『名医録』にはこう記されています。「江夏の賈祐は、世に名を馳せる名医である。慶暦年間に『傷寒纂要』全三巻を執筆し、世に広めた。さらに『人神論』一巻、『診脈須知』三巻を著したが、これらは先人が書き残さなかった精妙な内容である。」

    【AI 2】『名医録』によると、江夏の賈祐は、世に知られた名医である。慶暦年間に、『傷寒纂要』三巻を著して世に広め、さらに『人神論』一巻と『診脈須知』三巻を著した。これらはいずれも、先人たちが未だ著していなかった精妙な内容である。


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