2025年6月22日日曜日

『歷代名醫蒙求』031-2

    名醫大傳刺史李密慷慨有志節母患積

    年不愈乃習經方遂盡其妙多所全護由

    是亦以醫術知名焉

    

  【訓み下し】031-2

    『名醫大傳』:刺史の李密,慷慨して志節有り。母患うこと積年にして愈えず。乃ち經方を習い,遂に其の妙を盡くす。全護する所多し。是れに由って,亦た醫術を以て名を知らる。

    

  【注釋】031-2

 ○名醫大傳:跋文によれば,撰者の知人で医者の楊君がまとめたもの。これに刺戟されて本書『歷代名醫蒙求』が作られた。 ○刺史:職官名。古代司地方糾察的官,後沿稱地方長官。原為朝廷所派督察地方之官,後沿為地方官職名稱。 ○李密:(? - 550年)中国の南北朝時代の官僚・軍人・医師。字は希邕。本貫は趙郡平棘県。李元忠の族弟にあたる。wiki. ○慷慨:情緒激昂。性格豪爽。大方而不吝嗇。志氣昂揚。 ○志節:志向和節操。志氣節操。 ○積年:多年;累年。 ○經方:中醫上稱漢代之前的臨床著作為「經方」,稱漢以後醫家所定的方劑為「時方」。通常指張機《傷寒論》、《金匱要略》中所記載的方劑。中醫上指記載藥劑治療的書。 ○全護:保全,保護。/【全活】:保全性命。 ○由是:因此,自此以後。 ○醫術:醫療技術。治病的技術。 ○知名:聲名很大,為人所知。聲名為世所知。猶出名。 

     ○『北齊書』卷二十二 列傳第十四/李元忠/族弟密:元忠族弟密,字希邕,平棘人也。……卒。贈殿中尚書、濟州刺史。密性方直,有行檢。因母患積年,得名醫治療,不愈。乃精習經方,洞曉針藥,母疾得除。當世皆服其明解,由是亦以醫術知名。

     ○『醫說』卷一・三皇歷代名醫・李密:「李密,殿中尚書・濟州刺史・容城縣侯・食邑四百戶,字希邕,平棘人也。密方直,有至行。母病積年不愈,乃習經方,遂盡其玅。多所全護〔一作「活」〕,由是知名」。

    

識典古籍*******************************************************

《名醫大傳》:刺史李密,慷慨有志節,母患積年不愈,乃習經方,遂盡其妙,多所全護,由是亦以醫術知名焉。

    【AI譯文】

《名医大传》记载:刺史李密,为人慷慨,有志向和气节,他的母亲患病多年都没有痊愈,于是他学习医书典籍中的方剂(知识),最终完全掌握了其中的精妙之处,(用所学医术)治愈和保护了很多病人,因此也凭借医术闻名。

    【AI 1】『名医大伝』にはこう記されています。「刺史の李密は寛大な人柄で、志を持ち、気高い節操を備えていた。彼の母は長年病を患い、治ることはなかった。そこで李密は医学書典籍の方剤について学び、ついにはその精妙な知識を完全に習得した。彼は学んだ医術を用いて多くの病人を治療し、守り抜いた。その結果、医術によって名を馳せることとなった。」

    【AI 2】名医大伝』によると、刺史の李密は、気前がよく、志と節義を持った人物であった。彼の母親が長年病を患い治らなかったため、李密は医書や典籍に記された方剤の知識を学び始めた。やがてその精妙な理を完全に習得し、その医術によって多くの病人を治療し守ったことで、医術によって名を知られるようになった。

0 件のコメント:

コメントを投稿