2024年2月16日金曜日

鍼灸溯洄集 23 (19)繆刺法

   十三オモテ(653頁)

(19)繆刺法

邪客于各經之絡則左痛取右右痛取左與經病

異處故曰繆刺經曰邪客於皮毛入舎於孫絡留

不去閉塞不通不得入於經流溢於大絡而生竒

病也夫邪客大絡者左注右右注左上下左右與

  十三ウラ(654頁)

經相干而布於四末其氣無常處不入於經兪命

曰繆刺是故頭病取足而應之以手足病取手而

應之取足應之以左病取右而應之右病取左應

之以左右病取左右而應之上下左右病必互針

者引邪復正也


  【訓み下し】

   繆刺法

邪 各經の絡に客(かく)たれば,則ち左痛むに右を取り,右痛むに左を取り,經病と處を異にす。故に繆刺と曰う。經(きょう)に曰わく,「邪 皮毛に客たれば,入って孫絡に舎(やど)る。留(とど)めて去らず,閉塞して通ぜず,經(けい)に入ることを得ず。大絡に流溢しえ奇病を生ず。夫れ邪 大絡に客たる者は,左は右に注ぎ,右は左に注ぎ,上下(しょうか)左右 經と相い干(おか)して四末に布(し)く。其の氣 常の處無し。經兪に入らず,命(な)づけて繆刺と曰う」。是の故(ゆえ)に頭(かしら)の病 足に取って之に應ず。以て手足の病 手に取って之に應ず。足に取って之に應ず。以て左の病 右に取り而して之に應ず。右の病 左に取って之に應ず。以て左右の病 左右を取って之に應じ,上下左右の病 必ず互いに針する者は,邪を引き正(しょう)に復す。


  【注釋】

 ◉馬蒔『黃帝內經素問註證發微』繆刺論(63):「邪客於各經之絡,則左痛取右,右痛取左,與經病異處。故以繆刺名篇」。

 ◉『素問』繆刺論(63):「今邪客於皮毛,入舍於孫絡,留而不去,閉塞不通,不得入於經,流溢於大絡,而生奇病也。夫邪客大絡者,左注右,右注左,上下左右,與經相干,而布於四末,其氣無常處,不入於經俞,命曰繆刺」。

 ◉『醫學入門』鍼灸・子午八法:「經曰:邪客大絡者,左注右,右注左,上下左右,其氣無常,不入經俞,命曰繆刺(繆刺者,刺絡脈也。言絡脈與經脈繆處,身有蜷攣疼痛,而脈無病,刺其陰陽交貫之道)。此八穴配合定位刺法之最奇者也,是故頭病取足,而應之以手;足病取手,而應之以足;左病取右,而應之以左;右病取左,而應之以右。散針亦當如是也(頭為陽,足為陰,頭病取足者,頭走足也。足病不取頭者,足不走頭也。左右病必互針者,引邪復正故也)」。

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