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歷代名醫蒙求序
昔人序本草甞有言曰
醫者意也盖謂醫為人之
司命必致其意能精微緼
奧而極乎非常之妙則天
下之疾無不可治者矣况
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醫之道有神聖工巧之殊
藥之性有君臣佐使之別
人之受病則寒熱燥湿强
弱盛衰千変萬態不可
言既苟非精其意而通
其妙烏能巳人之疾以醫
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自名而流芳於千載也
耶天憫黎庶挺生名
醫代不乏人盖項背相
望也然孰能編類對屬
載之方冊而便於人之
見聞耶㮤菴周君清
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雅好事退公多暇博覽古
今予每愛重之一日傾盖
欵語出示一書蒐羅甚
冨上自三皇迄于
鉅宋其間名醫用藥愈
疾起死凢得二百事著為
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一百聯姓氏枚舉韻語
珠連目之曰歷代名醫蒙
求予三復讀之喜其用心
之善而有益於人也使醫
家者流見是書也莫不
盡心竭慮思無愧於古
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人而初學之士能熟覧
是書徐味其言慕想
其人而深求其意駸〃造
乎神聖工巧之域豈曰
小補之哉嘉定庚辰四
月既望錢塘蘇霖序
【訓み下し】
『歷代名醫蒙求』の序
昔人 『本草』に序して嘗て言有り。曰わく,「醫は,意なり」。蓋し醫は人の司命爲(た)りて,必ず其の意を致すを謂う。能く精微蘊奧にして非常の妙を極むれば,則ち天下の疾(やまい) 治す可からざる者無からん。況わんや醫の道に神・聖・工・巧の殊有り,藥の性に君・臣・佐・使の別有り。人の病を受くるや,則ち寒熱燥濕・強弱盛衰,千變萬態にして,言い既(つ)くす可からず。苟しくも其の意に精しくして其の妙に通ぜざるに非ずんば,烏(いず)くんぞ能く人の疾を已(い)やし,醫を以て自ら名あって芳を千載に流さんや?天は黎庶を憫み,挺生の名醫,代々人に乏しからざるは,蓋し項背相い望めばなり。然して孰(たれ)か能く類を編み屬を對にし,之を方冊に載せ,而して人の見聞に便(よろ)しくせんや?㮤菴周君,清雅にして事を好む。公を退きて暇(いとま)多く,古今を博覽す。予每(つね)に之を愛重す。一日,蓋を傾むけて款語するに,出だして一書を示す。蒐羅すること甚だ富み,上は三皇自(よ)り鉅宋に迄(いた)るまで,其の間の名醫の藥を用いて疾(やまい)を愈やし死を起こすこと,凡そ二百事を得て,著わして一百聯を爲(つく)る。姓氏 枚舉し,韻語もて珠のごとく連ね,之を目して『歷代名醫蒙求』と曰う。予 三復して之を讀み,其の心を用いるの善にして,人に益有るを喜ぶなり。醫家者流をして是の書を見しむるや,心を盡くし慮を竭くさざる莫く,思い古人に愧づること無し。而して初學の士,能く熟々(つらつら)是の書を覽(み),徐ろに其の言を味わい,其の人を慕い想い,而して深く其の意を求むれば,駸駸として神・聖・工・巧の域に造(いた)らん。豈に之を小しく補うと曰わんや?嘉定庚辰四月の既望,錢塘の蘇霖 序す。
【注釋】
○昔人:梁・陶隱居。陶弘景(456年~536年),字通明,自號華陽隱居,賜號貞白先生,丹陽秣陵(今中華人民共和國江蘇省南京市江寧區)人,南朝道士、醫學家、文學家與書法家,博學多才,善於描寫自然風景,精通醫藥與天文知識,兼修佛、道二教,特別尊崇東晉時出世的上清經,成為道教上清派的代表人物。 ○本草:『本草經集注』。 ○甞:「嘗」の異体字。 ○醫者意也:『證類本草』梁・陶隱居序:「醫者意也,古之所謂良醫者,蓋善以意量得其節也」。 ○盖:「蓋」の異体字。 ○司命:神名。掌管生命的神。掌握命運。亦指關係命運者。 ○致其意:表達思慕、問候、感謝等的情意。謂使人明理達變。 ○精微:精深微妙。猶精粹。 ○緼奧:学問・技芸などの最も奥深いところ。奥義。極意。/緼:「縕・蘊」の異体字。 ○况:「況」の異体字。 ○神聖工巧:中醫對望、聞、問、切四種方法的別稱。『難經』六十一難曰:「經言望而知之謂之神,聞而知之謂之聖,問而知之謂之工,切脈而知之謂之巧,何謂也?」 ○君臣佐使:方劑學術語。系方劑配伍組成的基本原則。《素問.至真要大論》:「主病之為君,佐君之為臣,應臣之為使」。 ○湿:「濕」の異体字。 ○强:「強」の異体字。 ○千変萬態:【千變萬狀】形容變化極多。形容變化繁多,情狀不一。 ○既:完畢;完了 [complete;end]。 ○苟非:若非,假如不是。 ○精其意:專心一意;誠意。 ○烏:表示反問的語氣,相當於「何」、「安」、「哪裡」、「怎麼」。 ○已:病癒。 ○流芳:散發香氣。香氣瀰漫。流傳美好名譽。【流芳百世】芳名永遠流傳於後世。美名永遠流傳後世。 ○千載:千年。形容歲月長久。比喻年代久遠。 ○憫:哀憐。【悲天憫人】憂傷時局多變,哀憐百姓疾苦。 ○黎庶:黎民。百姓、民眾。 ○挺生:挺拔生長。特出、傑出。 ○代:“世代” [generation]。 ○乏人:缺人。缺少人才。 ○項背相望:項,頸項。背,背脊。項背相望形容人數眾多,前後相繼不絕。 ○孰:誰。 ○編類:依類編列。依類編排。 ○對屬:猶撰句。指詩文中兩句綴成對偶。 ○方冊:簡牘;典籍。書籍。 ○便:有利於。 ○㮤菴周君:周守忠(守中),號松庵,生卒年及生平均不詳。著有《養生類纂》、《古今諺》、《姬侍類偶》、《養生月覽》、《歷代名醫蒙求》等書。/㮤:古文「松」字。/菴:古同“庵”。 ○清雅:清高脫俗。清高拔俗。清靜幽雅。[elegant] 清新秀雅;端莊或高雅。 ○好事:喜歡多事、興造事端。有某種愛好。值得稱道、於世有益的事。 ○退公:退休家居。 ○博覽古今:遍閱古今之書。形容人見識廣博,學識豐富。/博覽:廣泛閱覽。 ○愛重:喜愛和看重。愛惜尊重。 ○一日:一個白天。某日, 過去的某一天。 ○傾盖:車上的傘蓋靠在一起。蓋,馬車上的傘蓋。傾蓋指途遇友好,停車靠近交談,傘蓋傾斜相交。引申為朋友相交親切。/盖:「蓋」の異体字。 ○欵語:親切交談,懇談。/欵:「款」の異体字。 ○蒐羅:蒐集網羅。搜羅;搜集。 ○冨:「富」の異体字。 ○三皇:上古神話傳說中的三位帝王。三皇是哪三位帝王,歷來說法不一,比較常見的說法有:天皇、地皇、泰皇;或指天皇、地皇、人皇;或指伏羲、神農、女媧;或指伏羲、神農、黃帝;或指伏羲、神農、燧人;或指伏羲、神農、祝融。 ○鉅:大。通「巨」。この前に改行あり。 ○宋:宋朝。(西元960~1279)自趙匡胤建都汴京至帝昺為元所滅止,歷十八帝,三百二十年。自太祖傳至徽、欽二宗為金人所執,史稱「北宋」。高宗南渡建都臨安,保南方之地,史稱「南宋」。 ○用藥:下藥,使用藥物。 ○愈:病情好轉。病好了。《說文》:「瘉,病瘳也」。 ○起死:使死人復活。【起死回生】將瀕臨死亡的人救活。比喻醫術高明。 ○凢:「凡」の異体字。 ○聯:詩文中每兩句成對者稱為「聯」。 ○姓氏:姓和氏。姓、氏本有分別,姓起於女系,氏起於男系。姓氏合稱,仍指姓。指姓名。 ○枚舉:一一列舉。 ○韻語:押韻的語句。指合韻律的文詞。特指詩詞。 ○目:稱呼。標題 ○三復:猶言三遍。反覆誦讀。 ○用心:盡心。使用心力;專心。 ○使:令,叫。讓、以致於。假設、如果。 ○者流:猶言這個流派。《漢書‧藝文志》: “儒家者流,蓋出於司徒之官,助人君順陰陽,明教化者也。”章炳麟《新方言‧釋詞》:「《說文》: ‘者, 別事詞也。’《漢書‧藝文志》曰:‘儒家者流’、‘道家者流’,者訓為此」。後用以稱某一品類的人。 ○莫不:無不。皆,沒有一個不。猶言莫不是。莫非、難道。表示揣測的疑問詞。 ○盡心:竭盡心思。【盡心竭力】費盡心思,竭盡全力。 ○竭慮:【殫心竭慮】竭盡精力與思慮。 ○慕想:【想慕】思念愛慕。 ○駸〃:馬跑得很快的樣子。漸進貌。形容事物日趨進步強大。 ○造:至、到達。 ○小補:些微的助益。小小的補益。《孟子‧盡心上》:「夫君子所過者化,所存者神,上下與天地同流,豈曰小補之哉?」 ○嘉定庚辰:嘉定13年(1220)。/嘉定:南宋の寧宗の治世に使用された元号。 ○既望:陰曆十五為望,十六為既望,古時稱「既望」之時間則較長,或指十四、十五至二十三、二十四之時段。 ○錢塘:錢塘縣。秦置錢唐縣。後漢省入餘杭。呉復置。陳置錢唐郡。隋仍廢爲縣。唐以唐爲國號。加土爲錢塘。浙江省杭州地區歷史上的一個舊縣名。 ○蘇霖:未詳。
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昔人序本草,尝有之曰:医者,意也。盖谓医为人之司命,必鼓其意,能精微缊奥而极乎非常之妙,则天下之疾以不可治者矣。
【譯文】从前有人给《本草》作序,曾经有这样的说法:‘医生,(是)思考(的职业)啊。’大概是说医生主宰着人的生命,一定要鼓舞他们的意志,使他们能够精通精深微妙、深奥隐晦的医理并且达到非同寻常的境界,那么天下那些被认为无法医治的疾病就可以被医治了。
【AI日本語訳1】昔、『本草』に序文を書いた人物が、次のような言葉を残した。「医者とは、(深く)考える職業だ」と。この言葉は、医者が人間の生命を司る立場にあり、彼らの意志を奮い立たせる必要があることを示しているのだと思われる。その意志によって、医者は精妙で奥深い医学理論を極め、非凡な境地に達することが求められる。そうすることで、世の中で治療不可能だとされている病気も治せるようになる、という意味である。
【AI日本語訳2】昔ある人が『本草』(薬物に関する古典)に序文をつけた際、次のような言葉を述べたことがある。「医者とは、思考する職業である」と。おそらく、これは医者が人の生死を司るという重大な役目を担っているため、彼らの意志を奮い立たせ、精妙かつ奥深く、微細で難解な医理を極め、並外れた境地に達するように励ますべきだ、という意味であろう。そうすれば、世の中で治療不可能とされてきた病も治すことができるというのだ。
况医之道有神圣工巧之殊,药之性有君臣优使之别。
【譯文】况且医术有神圣工巧的不同,药物的性味有君臣佐使的分别。
★「神圣工巧(望聞問切)」と「君臣佐使」は,対になっている。
【AI 1】さらに、医術には神聖さと精巧さの違いがあり、薬物の性質と味には「君・臣・佐・使」という区別がある。
【AI 2】ましてや、医術には神のような領域から職人的な技術に至るまでの違いがあり、薬には「君・臣・佐・使」(主要成分・補助成分・調整成分・導引成分)という分類がある。
人之受病,则寒热燥温、强弱盛衰,千变弟态,不可言既。
【譯文】人患病之后,就会有发冷、发热、干燥、湿润、身体强弱、精力盛衰等各种症状,千变万化,不能一一说尽。
★翻字では「萬」を「弟」に誤りながら,譯文では,「万」と訳している。
【AI 1】人が病気を患うと、寒気や発熱、乾燥や湿潤、体の強さや弱さ、精力の盛衰など、さまざまな症状が現れる。それらは千変万化であり、すべてを一言で語り尽くすことはできない。
【AI 2】人が病気になると、寒熱・乾湿・体力の強弱・精力の盛衰など、さまざまな症状が現れ、それらは千変万化し、言い尽くせないほどである。
苟非精其意而通其妙,鸟能已人之疾,以医自名,而流芳于千载也耶?
【譯文】如果不是精心研究它的医理并且通晓其中的奥妙,怎么能治愈人们的疾病,凭借医生的身份自我标榜,而美名流传千年呢?
【AI 1】もし医理を丹念に研究し、その奥義を理解していなければ、どうして人々の病気を治すことができるだろうか。ただ医者という肩書きに頼り、自らを誇示することで、美名が千年も伝わることができるだろうか?
【AI 2】もし、医理を深く研究し、その奥義を理解していなければ、どうして人々の病を治せるだろうか?ただ医者という肩書きに頼って自己を誇り、名声が千年も語り継がれるなどということがあり得ようか?
天悯黎庶,挺生名医,代不乏人,盖项背相望也,然孰能编类善属,载之方册,而便于人之见闻耶?
【譯文】上天怜悯百姓,不断产生名医,每个朝代都不缺少,多得像人的肩膀和后背一样一个挨着一个,但是谁能把这些名医编成类别,连缀起来,记载在书册上,方便人们了解呢?
【AI 1】天は民を憐れみ、名医を次々と生み出してきた。どの時代にも名医は欠かすことなく存在し、その数は人の肩や背中が並ぶように多い。しかし、誰がこれらの名医を分類し、一つにまとめ、書物に記録して人々が理解しやすいようにするのだろうか?
【AI 2】天は民を憐れみ、常に名医をこの世に送り出してきた。どの時代にも名医は絶えず、あたかも人の肩や背中のように次々と現れてきた。しかし、これらの名医たちを分類し、ひとつにまとめて記録し、人々が知るための書にした者は誰か?
察庵周君,清雅好事,退公多暇,慱贤古今,予每爱重之。
★「察」は,翻字の誤り。正しくは「㮤」。「退公」は,「公を退く」で,退職して時間ができた,という意味であろう。
【譯文】察庵周君,为人清雅,喜欢结交贤士,公事之余有很多闲暇时间,博览古今,我一直非常敬重他。
【AI 1】察庵周君は人柄が清らかで雅やかであり、賢士との交友を好む。公務の合間には多くの余暇があり、古今の知識を広く読み漁っている。私は彼を常に非常に敬愛している。
【AI 2】察庵(さつあん)周君は、品行清廉で、高潔な人物を好んで交わり、公務の合間にも多くの余暇を持ち、古今の書を広く読み漁っていた。私は以前から彼をとても尊敬していた。
一日,倾盖款该,出示一书,嵬罗甚富,上自云支迄于。
★「上自云支迄于」文字の読み誤りがある。また宋に対する敬意を表わすために改行されていることに気づいていない。「上自三皇迄于鉅宋」(古くは三皇の時代から現在の大いなる宋にいたるまで)。
【譯文】有一天,两车相遇车盖倾斜(停车交谈),尽情畅谈,(他)拿出一本好书,书中内容非常丰富,上起云支(族)下至(……内容缺失,无法准确翻译)。
【AI 1】ある日、二台の車が出会い、車の屋根が傾いた状態で(停車して会話を始め)、思う存分語り合った。その際、彼は一冊の良書を取り出した。その書物には非常に豊富な内容が記されており、上は「雲支(族)」から始まり、下は(…内容が欠けており、正確に翻訳することはできない)。
【AI 2】ある日、道ですれ違った車を止めて(車蓋を傾けて)しばし歓談し、彼が一冊のすばらしい書を取り出した。そこには非常に豊かな内容が収められており、上は「雲支(うんし)」の時代から、下は……(以下、原文に欠落があり正確な訳出は不可能)。
巨宋,其间名医用药愈疾起死,凡得二百多,着为一百联,姓氏枚举,韵语珠连,目之曰历代名医蒙求。
【譯文】在大宋(巨宋),这期间有名医聚集会诊治疗疾病、起死回生,总共得到二百则事例,写成一百联(篇),将他们的姓氏一一列举出来,音韵和谐、如珍珠串连般优美,将它命名为《历代名医蒙求》。
【AI 1】大宋(巨宋)の時代、この期間には名医たちが集まり、共同して診察・治療を行い、死から生を甦らせることもあった。合計で二百の事例を収集し、それを百篇にまとめた。そして、彼らの姓を一つ一つ列挙し、音韻を整え、まるで真珠を繋ぎ合わせたかのように美しく仕上げ、これを《歴代名医蒙求》と命名した。
【AI 2】宋(巨宋)の時代には、名医たちが集まって病を診断・治療し、死人をも蘇らせるほどであった。合計200の症例を取り上げ、100篇にまとめ、それぞれの医者の名前を列挙し、音韻も美しく整えられ、まるで珠玉を繋いだような優雅さがある。書名を『歴代名医蒙求』とした。
予三复读之,喜其用心之善而有益于人也。
【譯文】我多次反复阅读它,喜欢他用心善良而且对他人有益。
【AI 1】私は何度も繰り返しそれを読み、彼が心を込めて善良で、他人のためになるよう尽力していることが好きである。
【AI 2】私は何度も繰り返し読んだ。その内容には、著者の善意と他者への思いやりが溢れており、心を打たれた。
使医家者流,见是书也,莫不尽心竭虑,思每愧于古人,而初学之士,能熟贤是书,徐味其之,慕想其人,而深求其意,骎骎造乎神圣工巧之域,岂曰小补之哉!
【譯文】让医家这类人,看到这本书,没有谁不尽心竭力思考的,常常自思有愧于古人,而初涉医学的人,如果能熟知这本书,慢慢体会它的内容,仰慕推想书中之人,并且深入探求书中的意旨,很快就能达到神圣工巧(医技高超)的境界,难道能说这只是小小的补益吗?
【AI 1】医者という職業の人々がこの本を手にすれば、誰もが心を尽くして深く考えずにはいられない。そして、自ら古人に恥じる思いを抱くことも多いであろう。一方で、医学の道を歩み始めたばかりの人が、この本をよく理解し、内容を少しずつ味わい、書中の人物を仰ぎ慕いながら、さらにその意図を深く探求するならば、やがて神聖で精巧な(非常に高い医術の)境地に達することができるであろう。これを単なる小さな助けといえるだろうか?
【AI 2】この本を見た医者は、皆が一心に考え、常に「古人に恥じることなかれ」と自らを戒めるようになるであろう。初めて医学の道に入る者がこの書を熟読し、その内容を少しずつ理解し、書中の人物を敬慕して想像を巡らし、深く書の意図を探求すれば、すぐにでも神技の域に到達できるに違いない。それが「ちょっとした助けにすぎない」などと言えるだろうか?
嘉定庚辰四月既望,钱塘苏霖序。
【譯文】嘉定庚辰年四月十六日,钱塘人苏霖作序。
【AI 1】嘉定の庚辰年(※西暦1220年)四月十六日、銭塘出身の蘇霖が序文を書いた。
【AI 2】嘉定庚辰(かていこうしん)年四月十六日 銭塘の人、蘇霖(そ りん)記す