097 建一合北俱二廵南(覃韻・平) 37 三十一ウラ
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建一合北、俱二廵南。
(五行大義曰、天以一生水於北方、火雖陽物、義従隂配合、隂始故従始立義、故火數二也、)
【訓み下し】
建一合北、俱二廵南。(一を建てて北に合し、二を俱にして南に巡る。)
『五行大義』に曰わく、「天は一を以て水を北方に生ず。火は陽物と雖も、義は陰に從い、陰の始めに配合す。故に始めに從い義を立つ。故に火の數は二なり」。
【注釋】
○建:成立、樹立、設置。 ○廵:「巡」の異体字。
○五行大義曰:『五行大義』卷一・第三・第二 論五行及生成數:「天以一生水於北方。君子之位。陽氣微動於黃泉之下。始動無二。天數與陽合而為一。水雖陰物。陽在於內。從陽之始。故水數一也。極陽生陰。陰始於午。始亦無二。陰陽二氣。各有其始。正應言一。而云二者。以陽尊故。尊既括始。陰卑贊和。配故能生。而陽數偶陰在火中。火雖陽物。義從陰。配合陰始。故從始立義。故火數二也」。
○天以一生水:「天一生水,地六成之」。它源自遠古時代對天象的觀測,是為「河圖」。《尚書大傳·五行傳》:天一生水,地二生火,天三生木,地四生金。地六成水,天七成火,地八成木,天九成金,天五生土。 ○陽物:陽氣旺盛之物。 ○義:正道、正理。 ○配合:搭配。合在一起顯得合適、相稱。 ○立義:奉行大義。
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