2025年8月29日金曜日

『歷代名醫蒙求』055-2

     史記俞附者黄帝臣也善醫術所治湯液

    醪灑鑱石橋引案机毒熨一撥見病之應

    因五藏之輸乃割皮解肌訣脉結筋搦髓

    折肓爪膜湔浣腸胃漱滌五藏鍊精易形

    

    【訓み下し】055-2

    『史記』俞附なる者は,黃帝の臣なり。醫術を善くす。治する所,湯液・醪灑・鑱石・橋引・案扤・毒熨,一たび撥(ひら)きて病の應を見,五藏の輸に因って,乃ち皮を割き肌を解き,脉を訣し筋を結び,髓を搦し,肓を折り膜を爪し,腸胃を湔浣し,五藏を漱滌し,精を鍊り形を易す。

    

  【注釋】055-2

     ○史記:003を参照。 ○俞附:『醫說』『史記』は「俞跗」に作る。俞跗,上古醫家。一作俞柎。據『韓詩外傳』載,俞為醫可使「死者復生。」實為牽強附會之說。相傳俞治病多採用外科手術,除體表切割手術之外,尚可做腹部手術。/『史記正義』:「臾附二音。應劭云:黃帝時將也」。 ○黄帝:上古傳說中我國古代原始公社時期中原各族的共同首領。姬姓,號軒轅氏、有熊氏。為少典之子。相傳黃帝為中華民族文化的創始者。舉凡兵器、舟車、算術、音律、文字、養蠶、弓箭、衣服、醫藥等等,皆創於黃帝時代。現有中醫學經典著作『黃帝內經』、『黃帝八十一難經』等,均系託名而作。相傳黃帝曾與其臣岐伯、伯高、少俞等談論醫道,故後世習稱中醫為「岐黃之術」。中醫歷來尊黃帝為創醫藥之始祖。/黄:「黃」の異体字。 ○臣:君王時代的官吏。 ○善:善於,擅長。有做好或處理好某事的才能或技巧 [be good at]。 ○醫術:醫療技術。治病的技術。 ○所治:『醫說』は「所治病不以」,『史記』は「治病不以」に作る。「病の治療には以下の方法を用いない」。 ○湯液:用藥草煎煮而成的汁液。中藥湯劑。 ○醪灑:『醫說』は「醪醴」,『史記』は「醴灑」に作る。『素問』に「湯液醪醴論」あり。王冰注:「醪醴,謂酒之屬也」。 ○鑱石:古時治病用的石針。『素問』湯液醪醴論:「當今之世, 必齊毒藥攻其中,鑱石、鍼艾治其外也」。 ○橋引:『醫說』は「蹻引」,『史記』は「撟引」に作る。伸引手足。謂按摩。用以養生、治病。 ○案:向下壓。通「按」。 ○机:『醫說』『史記』は「扤」に作る。扤:動、搖。 ○毒熨:謂以藥物熨帖患處。/『史記索隱』:「鑱音士咸反,謂石針也。撟音九兆反,謂為按摩之法,夭撟引身,如熊顧鳥伸也。扤音玩,亦謂按摩而玩弄身體使調也。毒熨謂毒病之處以藥物熨帖也」。 ○一:才、剛剛。每每、每逢。 ○撥:橫向推開或排除。用手轉動、挑動或拉動。 ○五藏之輸:『史記正義』:八十一難云:「肺之原出於太淵,心之原出於太陵,肝之原出於太衝,脾之原出於太白,腎之原出於太谿,少陰之原出於兌骨,膽之原出於丘虛,胃之原出於衝陽,三焦之原出於陽池,膀胱之原出於京骨,大腸之原出於合谷,小腸之原出於腕骨。十二經皆以輸為原也。」按:此五藏六府之輸也。 ○乃割皮解肌 ○訣:通「決」。『醫說』は「決」に作る。疏通水道。張開、裂開。 ○脉結筋 ○搦:壓抑。握、持。撫、摩。捕捉。 ○髓折 ○肓:人體心臟下、橫膈膜上的部位,古代認為是藥力無法到達的地方。 ○爪:用爪抓、搔或捏。 ○膜:『史記索隱』:「幕音漠。漠,病也。謂以爪決之」。『史記正義』:「以爪決其闌幕也」。 ○湔浣:清洗。 ○腸胃:①人體解剖名稱。指腸與胃的合稱。『靈樞』平人絕穀:「腸胃之長,凡五丈八尺四寸,受水谷九斗二升合合之大半,此脾胃所受水谷之數也。」②指從口至肛門的消化道。『靈樞』腸胃:「腸胃所入至所出,長六丈四寸四分,回曲環反,三十二曲也。」 ○漱滌:洗滌。 ○五藏:五臟。心、肝、脾、肺、腎五種器官。亦泛指各種內臟。 ○鍊精:道家養生法的一種。『史記』は「練精」に作る。 ○易:交換。改變。 

     ○『醫說』卷一・三皇歷代名醫・俞跗:「俞跗者,黃帝臣也。善醫術,所治病不以湯液・醪醴・鑱石・蹻引・案扤毒熨,撥見病之應,因五臟之輸,乃割皮解肌,決脈結筋,搦髓腦〔「腦」なき本あり〕,揲荒爪幕,湔浣腸胃,漱滌五臟,鍊精易形,以去百病焉(『史記』)」。

     ○『史記』扁鵲倉公列傳:臣聞上古之時,醫有俞跗,治病不以湯液醴灑,鑱石撟引,案扤毒熨,一撥見病之應,因五藏之輸,乃割皮解肌,訣脈結筋,搦髓腦,揲荒爪幕,湔浣腸胃,漱滌五藏,練精易形。

      ○【意訳】俞跗治病,一不用湯藥酒,二不用石針,三不用按摩,四不用膏藥。即只需找到導致生病相應的特效穴位(腧穴),用砭術、蹺引術疏通經脈,即可除去內臟之肓,皮下之膜的病因,當解除了致病的病因,即除去五臟六腑的不適,也恢復肢體、筋骨的健康。


識典古籍*******************************************************

史記:俞附者,黃帝臣也,善醫術。

    【AI譯文】

『史记』记载:俞附是黄帝的臣子,擅长医术。

    【AI 1】『史記』によると、俞附は黄帝の臣であり、医術に長けていた。

    【AI 2】『史記』によれば、俞跗は黄帝の臣下であり、医術に長けていた。

所治湯液醪灑,鑱石,橋引案机,毒熨一撥,見病之應,因五藏之輸,乃割皮解肌,訣脉結筋,搦髓,折肓爪膜,湔浣腸胃,漱滌五藏,鍊精易形。

    【AI譯文】

他治疗的方法,是配制汤液、醪酒,运用砭石、石针、艾灸、药物熨帖等,以诊察疾病的所在,根据五脏的输穴,来施行针灸、推拿等治疗,以疏通脉络,解除筋节的束缚,按摩骨髓,抓捏膏膜,清除肠胃的浊气,清洗五脏,修炼精气,改变容貌气色。

    【AI 1】彼の治療法は、湯液や醪酒を調合し、砭石や石針、艾灸、薬物の温罨を用いることで病の所在を診察し、五臓の輸穴に基づき鍼灸や推拿を施すものであった。それにより、脈絡を通じ、筋節の束縛を解きほぐし、骨髄を按摩し、膏膜を押捏し、腸胃の濁気を取り除き、五臓を浄化し、精気を修養することで容貌や気色を変えることができた。

    【AI 2】彼の治療法は、湯液や醪酒を調合し、砭石や石針、艾灸、薬物の温湿布などを用いて病の所在を診察し、五臓の輸穴に基づいて鍼灸や推拿などの療法を施すものであった。これにより、脈絡を通じさせ、筋節の拘束を解き、骨髄を按摩し、膏膜を把握し、腸胃の濁気を除去し、五臓を洗浄し、精気を修練し、容貌や気色を変化させるのであった。

  

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