1月13日水曜日の22時から、NHKの「歴史秘話ヒストリア」で曲直瀬道三をやります。
そういえば、小曽戸先生と長野先生がかかわっていると、伝統鍼灸学会の講演でこっそり話していましたね。
http://www.nhk.or.jp/historia/
目指せ大河ドラマですね。
2015年12月31日木曜日
拾いました
http://www.guoxuedashi.com/
これで例えば「米」を検索すると
http://www.guoxuedashi.com/zidian/7C73.html
表のページから飛ぶと、諸本の記述がみられるようです。
これで例えば「米」を検索すると
http://www.guoxuedashi.com/zidian/7C73.html
表のページから飛ぶと、諸本の記述がみられるようです。
2015年11月25日水曜日
『漢方の臨床』11月号
『経穴彙解』にみられる「奇穴」について……
という論文が掲載されている。
たぶん,使った『経穴彙解』の刷りが悪いのであろう。
『醫學綱目』の省略表記が「醫網」に見えたり,「木腎」という病名が「水腎」と読めたり,意味からして「傳」であるはずが「傅」に翻字されていたり,「甚良。蓋是奪命穴也」とあるべきなのが,句点がなく,「甚良蓋之奪命穴也」となっていたりする。
翻字するに際して,意味が考慮の外にあるようだ。
『東医宝鑑』も立派な二種類を使っているのだから,『経穴彙解』も念を入れて,『鍼灸医学典籍大系』本も参照したら,もう少し正しく文字が入力できたのではないか,と思う。残念。
さて,この論文,漢字の選択が意味不明です。旧字と常用漢字が意図的と思えるほど,混在している。
場所によって「醫學」とあったり「医学」とあったり,「經」だったり「経」だったりする。
ひいき目に見ても,原文に近いかたちの漢字を選んだとも,思えない。
『漢方の臨床』の投稿規定には,文字遣いについての規定がない。
そのゆるさが,いいところなのかも知れませんが,読みやすさの面からも,検討してほしいと思います。
編集長殿。
という論文が掲載されている。
たぶん,使った『経穴彙解』の刷りが悪いのであろう。
『醫學綱目』の省略表記が「醫網」に見えたり,「木腎」という病名が「水腎」と読めたり,意味からして「傳」であるはずが「傅」に翻字されていたり,「甚良。蓋是奪命穴也」とあるべきなのが,句点がなく,「甚良蓋之奪命穴也」となっていたりする。
翻字するに際して,意味が考慮の外にあるようだ。
『東医宝鑑』も立派な二種類を使っているのだから,『経穴彙解』も念を入れて,『鍼灸医学典籍大系』本も参照したら,もう少し正しく文字が入力できたのではないか,と思う。残念。
さて,この論文,漢字の選択が意味不明です。旧字と常用漢字が意図的と思えるほど,混在している。
場所によって「醫學」とあったり「医学」とあったり,「經」だったり「経」だったりする。
ひいき目に見ても,原文に近いかたちの漢字を選んだとも,思えない。
『漢方の臨床』の投稿規定には,文字遣いについての規定がない。
そのゆるさが,いいところなのかも知れませんが,読みやすさの面からも,検討してほしいと思います。
編集長殿。
2015年11月7日土曜日
『内経』なんて読まなくたっていいのだけれど,
読んでみるのもいい。
2015/11/07 シンガポール・Shangri-Laホテル「習馬會」 台灣總統馬英九講話 締めのことば:
北宋大儒張橫渠主張「為天地立心,為生民立命,為往聖繼絕學,為萬世開太平」。習先生,為了兩岸人民,讓我們一起努力,為生民立命,為萬世開太平,為中華民族開創更和平燦爛的未來。
日本内経医学会が「絕學を繼いでいる」のは,萬世の為に太平を開かんとするためである(のかもしれない)。
2015/11/07 シンガポール・Shangri-Laホテル「習馬會」 台灣總統馬英九講話 締めのことば:
北宋大儒張橫渠主張「為天地立心,為生民立命,為往聖繼絕學,為萬世開太平」。習先生,為了兩岸人民,讓我們一起努力,為生民立命,為萬世開太平,為中華民族開創更和平燦爛的未來。
日本内経医学会が「絕學を繼いでいる」のは,萬世の為に太平を開かんとするためである(のかもしれない)。
2015年11月5日木曜日
WEB支那漢 - 支那文を読む為の漢字典
青蛙亭漢語塾というWebサイトで公開されていたのですが,この塾自体が現在つながらないので,見ることができなくなりました。
一時的なものであれば,と願ってはおりますが……
中華民国の「重編国語辞典修訂本」も昨日からアクセスできず。
一時的なものであれば,と願ってはおりますが……
中華民国の「重編国語辞典修訂本」も昨日からアクセスできず。
2015年11月2日月曜日
『漢典』異変?
『漢典』という,すごい古漢語辞典があります。
http://www.zdic.net/
これを毎日のように使わせていただいているのですが,
先月(2015年10月)になって,「異変」に気づきました。
台湾の国語辞典
http://dict.revised.moe.edu.tw/index.html
の語釈がそのまま貼り付けられてあるページが増えてきました。
もともと『漢典』にあった語釈の出どころは,『漢語大詞典』であったのではないかと思います。
それが,両書併記であれば,まことにありがたい増補ですが,
以前に掲載されていた『漢語大詞典』の解釈と用例の部分が削除されてしまったのでは,と危惧しています。
今後,この方向にどんどん進んでいくとすると,まことに残念です。
これからどうなるかは分かりませんが,現時点としての感想として記しておきます(2015年11月2日)。
*********************
2015年11月3日,「高氣」を引いて,以下の様な『漢典』の文にいきあたりました。
因版权限制,未能显示《汉语大词典》条目内容,请至以下各百科网站搜索该条目。
在百度百科中搜索“高气”
在好搜百科中搜索“高气”
在互动百科中搜索“高气”
http://www.zdic.net/
これを毎日のように使わせていただいているのですが,
先月(2015年10月)になって,「異変」に気づきました。
台湾の国語辞典
http://dict.revised.moe.edu.tw/index.html
の語釈がそのまま貼り付けられてあるページが増えてきました。
もともと『漢典』にあった語釈の出どころは,『漢語大詞典』であったのではないかと思います。
それが,両書併記であれば,まことにありがたい増補ですが,
以前に掲載されていた『漢語大詞典』の解釈と用例の部分が削除されてしまったのでは,と危惧しています。
今後,この方向にどんどん進んでいくとすると,まことに残念です。
これからどうなるかは分かりませんが,現時点としての感想として記しておきます(2015年11月2日)。
*********************
2015年11月3日,「高氣」を引いて,以下の様な『漢典』の文にいきあたりました。
因版权限制,未能显示《汉语大词典》条目内容,请至以下各百科网站搜索该条目。
在百度百科中搜索“高气”
在好搜百科中搜索“高气”
在互动百科中搜索“高气”
2015年10月31日土曜日
『全訳 漢辞海』第三版 アプリ
http://www.monokakido.jp/
http://www.monokakido.jp/iphone/kanjikai.html
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2015/10/1125-30001400-8.html
http://www.monokakido.jp/iphone/kanjikai.html
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2015/10/1125-30001400-8.html
2015年10月28日水曜日
大韓韓医学原典学会国際学術大会
皆さんが伝統鍼灸で忙しくしている間に,韓国へ行ってきました。大韓韓医学原典学会国際学術大会というのが有って,それに参加する為です。最初に打診が有ったのは名指しだったけど,遅れて旧知からは実は日本内経医学会から参加をという話だったようです。でも,伝統鍼灸が有るし,期日が迫っているしということで,乗りかかった船で,わたしが行ってきました。というのは過去に二度参加してます。一度目は仁和寺本『太素』の日本的な誤りについて,二度目は『太素』の巻二十一と二十七の翻字について話してきたはずです。今回も,他に急に話せることも無いので,結局は『太素』の,その後に気づいた不可解な楊上善注についての話をまとめました。
今回はソウルに昼頃につくなり,中国からの発表者らと一緒に,スタッフの運転するワゴン車に乗せられて,全州まで移動。初めは二時間くらいと言われたはずだけど,実際に全州のホテルに着いたのは6時ころ。いや,むかしむかし最初の学術交流で天津を訪れたときの体験を思い出しました。
着くとすぐ旧知のメンバーなど何人かが加わって早速に酒宴です。マッコリ、焼酎、ビール,そして焼酎のビール割り(これが以外といけた)。
実は韓国ではまもなく『太素』の韓国語訳が出版される予定で,その代表者のうち二人(白祐相・丁彰炫)が旧知の,原典学会の主要メンバーなんで,まあ相も変わらぬ『太素』の落穂拾いでもいいかと思ったわけ。
次の日,開幕式に先だっての昼食の席に,前に参加したときに通訳してくれた女性(金恩瑕)が現れました。厄介なわたしの発表の打ち合わせのためだと思ったら,現在の会長だそうです。快活で剛胆で聡明で,しかも「まさかそこまで偉くなっているとは思わなかった」と冗談をいうと,「昔から偉かったわよ」と呵々と笑うといったユーモアも有る。でも,初めての女性の会長だと胸を張っていました。考えてみれば,会長にはなるべくしてなったオモニです。
国際学術大会といっても,今回は日本からのわたしと,中国遼寧からと天津からのそれぞれ一人づつでした。大会の主要テーマは温病だったようですが,遼寧からの鞠宝兆さんは和法,天津からの金軍さん(はじめて行ったときに世話になった中国籍の朝鮮族,少なくとも中国語と韓国語と日本語を流暢に話す)は瀉血のはなしで,特に制限は設けて無かったようです。
全体の印象は(韓国語が分からないから不確かだけど)実用的な発表が多かったようです。と言っても,治験発表というわけじゃない。臨床を指導する為に原典を研究する,その間の距離が短い。先ず校勘訓詁に手間、暇をかけるというような気分は薄いのではないか。だから,来春予定している南京とは大違いです。
その中に,朝鮮通信使の医学筆談について話した女性がいました。よくはわからないけれど,出来のいい発表として表彰されたんじゃないかと思う。食事のときに(中国語と日本語で)話したら,『太素』の翻訳にも加わっているそうです。それで,「わたしたちのほうが良い写真を持っているんだから絶対に負けないよ」とからかったら,くやしそうな顔をしていた。そういう意味でちょっとかわいい人でした。
かわいい人は内経にもいくらもいるけれど,彼ら彼女らは韓国語と英語は勿論,中国語も日本語も大なり小なり話す。ところが,『太素』の韓国語訳が成っても,我々の仲間内にはそれを読んで批評できる人はいないのではないか。前回も前々回も同じような感想だったけど,何も変わってないねえ。
もし,韓国語は読める,読めるから読んで見たい,という会員がいたら,資料は提供します。
今回はソウルに昼頃につくなり,中国からの発表者らと一緒に,スタッフの運転するワゴン車に乗せられて,全州まで移動。初めは二時間くらいと言われたはずだけど,実際に全州のホテルに着いたのは6時ころ。いや,むかしむかし最初の学術交流で天津を訪れたときの体験を思い出しました。
着くとすぐ旧知のメンバーなど何人かが加わって早速に酒宴です。マッコリ、焼酎、ビール,そして焼酎のビール割り(これが以外といけた)。
実は韓国ではまもなく『太素』の韓国語訳が出版される予定で,その代表者のうち二人(白祐相・丁彰炫)が旧知の,原典学会の主要メンバーなんで,まあ相も変わらぬ『太素』の落穂拾いでもいいかと思ったわけ。
次の日,開幕式に先だっての昼食の席に,前に参加したときに通訳してくれた女性(金恩瑕)が現れました。厄介なわたしの発表の打ち合わせのためだと思ったら,現在の会長だそうです。快活で剛胆で聡明で,しかも「まさかそこまで偉くなっているとは思わなかった」と冗談をいうと,「昔から偉かったわよ」と呵々と笑うといったユーモアも有る。でも,初めての女性の会長だと胸を張っていました。考えてみれば,会長にはなるべくしてなったオモニです。
国際学術大会といっても,今回は日本からのわたしと,中国遼寧からと天津からのそれぞれ一人づつでした。大会の主要テーマは温病だったようですが,遼寧からの鞠宝兆さんは和法,天津からの金軍さん(はじめて行ったときに世話になった中国籍の朝鮮族,少なくとも中国語と韓国語と日本語を流暢に話す)は瀉血のはなしで,特に制限は設けて無かったようです。
全体の印象は(韓国語が分からないから不確かだけど)実用的な発表が多かったようです。と言っても,治験発表というわけじゃない。臨床を指導する為に原典を研究する,その間の距離が短い。先ず校勘訓詁に手間、暇をかけるというような気分は薄いのではないか。だから,来春予定している南京とは大違いです。
その中に,朝鮮通信使の医学筆談について話した女性がいました。よくはわからないけれど,出来のいい発表として表彰されたんじゃないかと思う。食事のときに(中国語と日本語で)話したら,『太素』の翻訳にも加わっているそうです。それで,「わたしたちのほうが良い写真を持っているんだから絶対に負けないよ」とからかったら,くやしそうな顔をしていた。そういう意味でちょっとかわいい人でした。
かわいい人は内経にもいくらもいるけれど,彼ら彼女らは韓国語と英語は勿論,中国語も日本語も大なり小なり話す。ところが,『太素』の韓国語訳が成っても,我々の仲間内にはそれを読んで批評できる人はいないのではないか。前回も前々回も同じような感想だったけど,何も変わってないねえ。
もし,韓国語は読める,読めるから読んで見たい,という会員がいたら,資料は提供します。
2015年10月18日日曜日
『素問』の刊行で有名な顧從德
http://www.sealbank.net/m2MainFind.asp?LM=2&L1=2&L2=2&L3=0&LS=C&SRCHTXT=O2002&SK=MV
從德の生没年は,はっきりしないようですが,
弟も有名だったようです。
http://www.43577.com/show/1741429.shtml
顧從禮
http://tc.cccik.com/library8100shtml30422102761212.html
顧從義 (1523-1588)
『四庫全書』にも著録される。
從德の生没年は,はっきりしないようですが,
弟も有名だったようです。
http://www.43577.com/show/1741429.shtml
顧從禮
http://tc.cccik.com/library8100shtml30422102761212.html
顧從義 (1523-1588)
『四庫全書』にも著録される。
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