唐書宋俠不知何許人性明敏有學術精
於經方本草尤所敦尚竟以醫術著名撰 敦(闕筆)
所用効方十卷號經心録官至藥藏監
【訓み下し】079-2
『唐書』:宋俠,何許(いずれ)の人かを知らず。性 明敏にして,學術有り。經方本草に精しく,尤も敦尚する所なり。竟(つい)に醫術を以て名を著わす。用いて效ある所の方を撰すること十卷,『經心錄』と號す。官 藥藏監に至る。
【注釋】079-2
○唐書:劉昫『舊唐書』,歐陽修・宋祁・范鎮・王疇・宋敏求・呂夏卿・劉羲叟等『新唐書』ともに「清漳」の人とする。『宋史』には他に『唐書』と称する史書には,柳芳・吳縝新によるものが見える。なお『醫說』は出典を『唐史』としている。 ○宋俠:隋唐間醫家。洺州清漳(今河北肥鄉縣東)人。北齊東平王孝正之子,以醫術名於時。唐初官至朝散大夫、藥藏監。 ○不知何許人:不知道是那裡的人。 ○性:人或物自然具有的本質、本能。 ○明敏:聰明機敏。 ○學術:一切學問的總稱。學問,學識。指有系統的較專門的學問。 ○精:嫻熟、擅長。如:「精通」。 ○經方:中醫上指記載藥劑治療的書。中醫上稱漢代之前的臨床著作為「經方」,稱漢以後醫家所定的方劑為「時方」。通常指張機『傷寒論』、『金匱要略』中所記載的方劑。/AIは「醫經と方劑」と訳す。 ○本草:我國古代記載藥物的著作。因以草類居多,故稱為「本草」。神農本草經的簡稱。 ○尤:更加、格外。 ○敦尚:推崇;崇尚。/敦(闕筆):宋光宗名惇(在位1189年~ 1194年),兼避。 ○竟:到底、終於。 ○醫術:醫療技術。治病的技術。 ○著名:名聲響亮。聞名,有名。 ○撰:著述。編纂。 ○號:稱謂、稱呼。 ○經心録:『隋書』卷三十四 志第二十九 經籍三/子/醫方:『經心錄方』八卷 宋俠撰(宋俠:原作「宋候」,據舊唐書方技傳、又經籍志下及新唐志三改。)。『舊唐書』經籍志・醫術類:「經心方八卷,宋俠撰」。 ○藥藏監:『北史』『新唐書』に「太子藥藏監」,『隋書』に「及王為太子,除藥藏監」と見える。名称から推察すれば,皇室の藥物管理官であろう。/監:職官名。古代主管監察或事務的官員。古代的官署名稱。如:「欽天監」、「國子監」。
○『醫說』卷一・三皇歷代名醫・宋俠:「宋俠者,不知何郡人也。性明敏,有學術,於經方本草尤所敦尚,竟以醫術知名〔(『唐史』)〕」。
○『舊唐書』卷一百九十一 列傳第一百四十一 方伎/宋俠:「宋俠者,洺州清漳人,北齊東平王文學孝正之子也。亦以醫術著名。官至朝散大夫、藥藏監。撰經心錄十卷,行於代。」
○『新唐書』卷二百四 列傳第一百二十九 方技:「後以醫顯者,清漳宋俠、義興許胤宗、洛陽張文仲李虔縱、京兆韋慈藏。俠官朝散大夫、藥藏監。」
識典古籍*******************************************************
唐書:宋俠,不知何許人,性明敏,有學術,精於經方本草, 所□尚,竟以醫術著名。撰所用效方十卷,號經心錄。官至藥藏監。
【AI譯文】
『唐书』记载:宋侠,不知道是哪里人,他生性聪明机敏,有学识,精通医经、方剂、本草(这些书籍知识),他所崇尚的(医术),最终凭借医术闻名。撰写自己所用的有效验的方剂共十卷,名为『经心录』。官位做到了药藏监。
【AI 1】『唐書』によると、宋侠は出身地不詳の人物である。彼は生まれつき聡明で機敏であり、学識を備えていた。医学経典、処方書、本草学に精通し、医術を極めることを重んじた。そして、その技術によって名声を得た。彼は自身の治療に用いる効果的な処方を十巻にまとめ、『経心録』と名付けた。官職は薬蔵監にまで昇ったという。
【AI 2】『唐書』によると、宋侠(そう・きょう)は出身地は不明だが、生まれつき聡明で機知に富み、学識もあり、医学の経典・処方・本草学に精通していた。彼が重んじた医術によって、最終的にはその腕前で名を馳せるようになった。自ら使用して効果のあった処方をまとめ、十巻から成る書物『経心録(けいしんろく)』を編纂した。官職は薬藏監(やくぞうかん:薬の保管・管理を司る役所の長官)にまで昇った。
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